唐招提寺展。
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2005年01月19日(水)
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週初めの予告通り、唐招提寺展に行ってきたのなのよ。 私自身は、まぁ行ってもいいかなー?程度のつもりで行ったのですが、結論、面白かった。 っーか、展示の仕方がすごくヨカッターーー!あれは仏像を魅せる演出だったナァもう……。展示品が少ない変わりに、もう広間を思う存分だだっ広く使いやがって!!(笑)寺院ッぽく見せる為のセットまで作っちゃって……。 仏像に興味ない私でも、やー、思わず見ちゃいましたわ……あれは…………。あー、仏像には興味はほとんど無いんですよね……飛鳥奈良好きとしては、相当な欠点なんですが、古代仏教はどうも苦手で…………。建物のが好きなの。お寺そのものとかのほうが。あと、仏教は鎌倉仏教の方が好き。 しかし、そこに展示されている仏像全品国宝という(「国宝級」でなく「国宝」だらけ!)数体も一所懸命眺めてたけど、一番一所懸命眺めちゃったのが、会期後には全部壊しちゃうんだろう、会場演出の為のセットの方だったとかは、そりゃ言っちゃ行けないお約束…………(苦笑) 会場の半分は、仏像数体と、唐招提寺の瓦の展示で、もう半分は東山魁夷の障壁画の展示+これがメインのハズの鑑真和上像展示。これも素晴らしかったです。いや、去年も横ハマ美術館で見たんですが、あの時と会場にいる観客人数が違う…………。ハマの時には絵を見るどころの騒ぎじゃ無かった…………。 襖絵の一つ一つに、情緒的なタイトルがつけられているんだけど、漢字で漢風に付けてあるんだけど、それを英語に訳する時に、ハテどうするか?となったのか、なかなか…………元のタイトルの情緒もへったくれも無いような、実に直訳的(漢風に付けてあるタイトルを、日本語に訳して、それを英語で直訳しただけジャン!みたい)なタイトルが付けられていて、それがなんだか(笑えて)好きでした(笑)
階段までこんな化粧して……。まぁ、なんか広告の出し方が、随分と素敵だなぁ……とは思ってたけどさ。チラシとか綺麗だったもん。ポスターとか看板とか…………。
会場演出も素敵だったけど、図録も装丁ヨカッタよー。正月の大兵馬俑展の図録は、内容が面白かったけど、今回のは装丁がすごくヨカッタ。どっちかが良いとつい手にとっちゃうね。一目でピンとこなかったら、最近は図録には手を出さないようにしてる……。中国国宝展のとかはピンとこなかったナ……。古代中国の文字と至宝展のは、ちょっと欲しかったけど(後でも買えるけどね)去年の琳派のは、二カ所行ったけどどっちも買ってないかも。去年は後、組!展のは買ったな。あれも表紙がね、返ってフルカラーじゃ無かったのがツボにグッと来たね(笑) ポストカードもすごく写真+デザインが、テーマが古代寺院なのにもかかわらず、シックでモダンで綺麗だったーーー。あーもう絶対買わなきゃ!!と一目惚れして買った、一枚のポストカードとか、なんかその時には全然意識していなかったんだけど、帰りの電車でハタと気がついて、写真家を調べてみたら、やっぱり私の大好きな人の撮った写真だった。井上博道氏の写真を使った一枚だった。そりゃもう素敵なハズだわ……。
常展は、今日は法隆寺宝物館に、はじめて寄ってみました。 なんかすごいモダンな建物で、ちょっとビックリしました(笑)今までそっちまで足をのばしたことが無かったので、「こんな建物(になってた)のか……」とかなんとか。昔は法隆寺宝物館って、週に一度で、しかも晴れた日にしか公開してなかったと思うのよね。毎日公開出来るようになったはずだわ…………。 それなりに面白かったですが、法隆寺そのものに展示されている宝物には、敵わないですね、やっぱり(ソリャソレハネー) あ、まぁ展示の仕方はねー、法隆寺のソレよりか、ずっとステキでしたけど…(笑)
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おまけ:去年の今頃の話…
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