多分季節の所為だ。君の厚い唇を思い出してしまった。ただ思い出に浸りたくなって、君と初めてキスをした場所へ行ってみたい、と思った。何も変わらないことは分かっているが、そういうノスタルジックな無駄を繰り返すのは仕方が無い。