あまりに疲れていた所為か、なんだか眠れないので日記でも書くことにする。
アマゾンで買った戸田誠二の本が届いた。 彼のサイトを初めて見たとき、ある一遍で涙が止まらなかったことがあり、 思わずその感想をメールしたことがあった。 そんな彼が、今は商業誌に連載を持つ身らしい。 なんだか少し遠くへ行ってしまう気もする。
僕は、 彼の書くストーリーは常に万人には「受け入れられないもの」 であって欲しいと思っている。 そこにある痛みが社会全体に蔓延っているとしたら、 それは異常だ。 否、もう既に世界は異常であって、 そして、それにみんな気がついている。
だからどうしたというのだ。 昔僕らは正常な世界にいたというのか? 農民から搾取するだけの世界が? 奴隷がいないと回らない世界が? 戦争の責任を有色人種に擦り付ける世界が?
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彼の絵はそのストーリーとは裏腹に、 光を丁寧に描く。
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その一遍はまだ出版された本には収録されていないようだ。 それは救いでもある。
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