朝起きたのは出勤1時間前だったが、 そこからどうしても体が起きられずに午前中は休みにした。 昨日の電話の後、そこから少し起きていたのがいけないのだと思う。
炬燵に入って煙草を吸っていると、 久しぶりに時間がゆっくり過ぎているのを感じた。 午後には間に合うぎりぎりに家を出て、 途中でいつものように缶コーヒーを買って飲んだ。
会社では今日までにやらなければならない仕事が待っていて、 それが一段落するまで何も食べられなかった。 売店でパンを買い、電子レンジで暖めて食べた。 それから久しぶりに会社で煙草を吸った。
終業時間が来て、途中でうどんを食べて帰った。 電話をしなければならないな、と思いながらメールを打っていると 向こうから電話が掛かってきた。 冷静に、自分が思っていたことを伝えられたと思う。 次にまた電話をしよう、ということで電話を切った。
少し心が軽くなって、写真の整理を始めた。 前に撮った写真を現像しておくためだ。 記憶とは曖昧で美化されるもので、改めて写真を見てみると、 彼女も自分も変な顔をしている。今度笑ってやろうと思う。
よく知っている友達が東京から横浜に引っ越してくるそうだ。 メールからの少ない情報から推測すると、かなりの高級住宅。 別に遊びに行けると決まった訳じゃないのだが、 近いというだけで嬉しくなるものだ。 君も近くにいるといいのにね。 さて、寝ます。 電話を切ったあとすぐ寝ない俺の所為だから気にしなくていいよ。
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