本日のたわごと
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「姑獲鳥の夏」を見に行きました。 一緒に行く約束をしていた人をキャンセルしたので、 人として行かないつもりだったんですけど、衝動鑑賞してしまいました。 す、すみません●●さん(ここを読まない人だけど)。
熱狂的ファンを持つ京極夏彦氏ですが、私は京極堂シリーズ(と榎木津番外編)しか読みません。 多少は、京極はこんなイメージとか漠然とあります。 あの厚い本をカットすることなくよくまとまたなぁ、凄いね。 イメージ壊されたという怒りは全く無いんですけど、感動も無し。 悪口は無いけど、ツッコミどころは満載、そんな感想を持ちました。 どっかのファンがネットで「動く挿絵集」「動くあらすじ説明」 って書いてましたが、この意見かなり賛成。
映画の時間が短いので仕方が無いんだけど、京極堂働き者すぎです。 彼は周りが動くだけ動いて空回りしたあと、最後ちょこっと憑き物落としして膨大に解決喋る人なのに、 最初から最後まで喋って動いて働いてたなぁ。 榎木津が見える人の記憶を映像で見せたのは失敗のような気がします。 複線のつもりなんでしょうが、ネタバレになってます。 榎木津が普通の人だったなぁ「わはははーバカめっ!」がないとちょっと淋しい。 いしだあゆみの演技が怖くて良かった。 細かいことを言い出せば、色々あるのだがこの3点を書いておこうと思います。
上映終了後、人々が「私のイメージだと・・・」と口々に言っていたのを聞いて、 あーたくさんの人がそれぞれのイメージ膨らませている小説なんだなぁ、 と改めて思ったのでした。
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