雨の君。

雨音が君を想い出させてくれる。

彼方に君が見える。

突き刺さるような冷たい雨の向こう。

傘も差さずにたたずんでいる。

池には雨粒の波紋が幾筋も弧を描いている。

泣いているのは君なの?

その頬を伝うのは雨の粒?それとも涙?

公園の誰もいない広場に水が溜まる。

折れた枝を伝って雨がしたたる。

ベンチの下で黒い猫が小さくうずくまっている。

彼方の君はもういない。

二度と同じ場所には立たない。

そして雨は上がる。








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↓過去日記(別名「恥さらし」ともいう(笑))もついでにどーぞ♪
2004年01月16日(金) 順調。
2003年01月16日(木) ヒマなし。
2005年01月16日(日)

幾瀬の星の煌めき / やまぴぃ

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