コンプリート。

というわけで、この間CATVでやっていたバンド・オブ・ブラザースを
録画しておいてあったのでそれを見た。
全部で10時間以上なんだもんな〜(^^;
おかげで、昨日今日とビデオ三昧な日々・・・。

内容は第二次大戦に従軍した
アメリカ軍の101空挺師団第506歩兵連隊E中隊を軸にした
限りなくノンフィクションに近いドラマ。

最近の戦争ドラマ(映画)らしく
戦闘シーンには力が入っている。
聞けば製作にはスピルバーグもからんでいるとか・・・
どおりで「プライベート・ライアン」っぽいわけだ。(笑)
とにかく血がドバドバ出るので
そういうのが好きでない人は見ない方がいいと思われ。

戦闘シーンでの兵士の描写が細かく
恐怖感がこちらまで伝わってくるかのよう。
その戦闘シーンが緊張の連続だっただけに
最後の方で戦闘が無くなってきた話は妙にテンポが悪かった。
もう少しテンポ良くまとめても良かったかも。

一番すごい戦闘シーンはアルデンヌ大反抗戦での
バストーニュの森かな?
史実だとここはドイツ軍に包囲され徹底的な攻撃をうけるも
アメリカ軍がなんとか粘って守り通した場所。
包囲されていた部隊は
当然戦線全体の戦況などわかるわけもなく
とりあえず自分の目の前の陣地と戦友だけを頼りに戦う・・・
といった雰囲気がうまく作られていて
恐怖感と緊張感が一緒に味わえるシーンとなっている。
特に衛生兵へスポットを当てた話は良くできていた。
あの有名な「コンバット」でも
衛生兵を主軸にした話が出てくるけど全然違う作り。
まあ、比べても意味ないことかもしれないけど。

基本的に戦闘シーンにはすべて力が入っているんだけど
それ以外のセットも良くできている。
みどころは強制収容所のシーン。
見ていて涙が出そうになるくらいの酷いシーンを
よく作ったものだ。

とにかく戦争の矛盾と狂気を
常に前線に立っていた兵士達の視点から
とらえているシナリオは秀逸。
最後をもっと締めてくれればな〜。
画竜点睛を欠く・・・といった感じ。

戦闘シーンの凄さを目をそらさずに見られるという人なら
ヘンなヒューマンドラマを見るより胸に突き刺さるものがあるかも。

少なくとも「戦争反対!」という気分にはなる。
本物の戦場に居合わせたくはないものだ。



↓過去日記(別名「恥さらし」ともいう(笑))もついでにどーぞ♪
2003年08月22日(金) 飲み会。
2002年08月22日(木) 命かけるもの。
2001年08月22日(水) 来るのか??(汗)
2004年08月22日(日)

幾瀬の星の煌めき / やまぴぃ

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