土。

駅からの帰り途。
小さな畑の横を通ったとき
なんともいえない土の香りがただよってきた。
畑といっても家庭菜園に毛が生えた程度の規模だが
いろんな野菜が育っている。
きっと今日耕したばかりなのだろう。

その土の香りで忘れかけていた何かを思いだした気がした。
子供の頃走り回った雑木林。
友達と一緒に駆け上った裏山。
ザリガニを釣った小さな川。

その何かを忘れないと大人になれないのか
それとも大人になったから忘れてしまったのか・・・。



日々の仕事に追われる生活の中で
失われてしまった何かが
内から浮き上がってくるような匂いだった。



↓過去日記(別名「恥さらし」ともいう(笑))もついでにどーぞ♪
2002年06月16日(日) 言葉。
2003年06月16日(月)

幾瀬の星の煌めき / やまぴぃ

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