波。

人との出会いは波のようだ。

寄せてはかえす波。
途切れなく、しかし一つ一つの波は
目の前に来たかと思うと海へと戻っていく。

人が生まれた瞬間から死に向かって歩いていくように
出会いには必ず別れがある。
その出会いは、明日の不和で別れになるかもしれない。
その出会いは、私の死が分かつまで別れることはないかもしれない。
一瞬の出会いか、息の長い出会いか。
小さい波か、大きな波か。

出会いは次の瞬間から歴史になり
別れへの糸が紡ぎ出されていく。

次から次へと。

生きている限り人は人と巡り会い
出会い続け、そして別れていく。


波はまた、人生にも似ている。
嵐の中の大きなうねりもあれば
穏やかな凪の日もある。

海という本質はかわらないのに。

波も人生も同じ。
波瀾もあれば凪もある。

一人の人間なのに。




そして、二つとして同じ波はない。


同じ出会いが二度とないように。


同じ人生が二度とないように。






そして、歴史と波は繰り返す。
その一瞬を悠久の時にいだかれながら。



↓過去日記(別名「恥さらし」ともいう(笑))もついでにどーぞ♪
2001年10月10日(水) 今日もすごい雨・・・
2002年10月10日(木)

幾瀬の星の煌めき / やまぴぃ

My追加