あれから一年。

去年の今日。
私はチャット中の友達からの一言で急いでテレビをつけた。
「アメリカのビルが燃えている!」

画面に映し出された世界貿易センタービルは
炎と煙を吹き出していた。
見守るうちに2機目が隣のビルに突っ込む。

まるで、現実とは思えなかった。
映画か何かの世界のよう。
遠景からの映像が現実感をさらに希釈させる。
あそこで、炎と煙から逃げまどう人々がいる
ということはわかるのだが
別世界の出来事としか思えない映像だった。

そして、ビルの崩壊。
多くの方が犠牲になった。



そして、一年経った今日。
テレビの特番で最初の機の激突から
ビルの崩壊に至るまでをカメラに納め続けた映像を見た。
崩壊直前までビル内にいた消防士に
同行取材していたカメラマンの映像である。

ロビーに集まる消防士を写すカメラ。
そして時折聞こえる衝撃音。
炎の熱さと煙から逃れるために
七十数階からダイブした人々の生が終わった音である。

あの日現場で地獄を見てきた人達と同じ視線の映像。
この出来事が作り物でもなんでもなく
実際にあった出来事なんだと再認識した瞬間だった。




なぜ人間は傷つけ合うのだろう?



他人の痛みと自分の痛みは同じものだと理解すれば
他人を傷つけようなんて考えないと思うのに・・・






でも、当事者のアメリカは戦争を欲している。
彼の国は憎しみは憎しみの大量生産しか招かないということを
学んでいないのだろうか?



↓過去日記(別名「恥さらし」ともいう(笑))もついでにどーぞ♪
2001年09月11日(火) 颱風15号
2002年09月11日(水)

幾瀬の星の煌めき / やまぴぃ

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