抜け殻。

地に穿ち 蝉の穴とを くらぶれば

我が世のことも 夏の夜の夢



今日はお墓参りに出動。
かなり暑くなるとのことなので
早朝からの出撃と相成りました。

で、駐車場へ向かう道すがら
地面に空いてる無数の穴を見て
「すごいアリの巣だね・・・」と母上様
(-"-;A ...アセアセ
蝉の穴だってば・・・>母上様

「へぇ〜。蝉って地面から出てくるの?」
意外とモノを知らない母上様です。(^_^;)

で、クルマへ向かうまでにミニ蝉講座を開講。
・蝉は幼虫時代を地中で暮らす
・地中にいる期間はおよそ5年
・成虫になる時に地上に出てくる
・さっきの穴はその出た跡
・木に登って脱皮する(ほら、この木にも抜け殻が付いてるでしょ?)
・成虫になってからは二週間前後の間に交尾をし
 卵を産み、一生を終える
ということをかいつまんで説明。

母上様の感想。
「へぇ〜、二週間しか生きられないんだ・・・かわいそうだね〜」

・・・う〜〜ん
成虫の期間がね(^_^;)<二週間

「でも、その前はずっと地中にいるんでしょ?
二週間しか外に出れないなんてかわいそうだよ」

ん〜〜〜、生殖行為のために成虫になるようなもんだからね。
基本は地中時代なんじゃないかな?
人間との接触が成虫時代だけってことで。

「なんか、子孫残すためだけに生きてるんじゃないの?」

ん〜〜〜、生物の基本はそれだから・・・
蝉の一生はたまたまそうなってるだけで
人間だって生物として子孫を残すことが基本って事に
かわりはないからね。

「そっか〜。でも、やっぱり(蝉は)かわいそう」

(^_^;)

まあ、考え方は人それぞれだからいいと思うけど。(笑)


でも、なんでも人間を基準に考えるのは
人のエゴ以外のなにものでもないと思うんだけどな・・・

生物それぞれの寿命と活動ってのがあるわけで。

そう考えると人間ってつくづく不思議な生き物・・・
だって、他の生物の生き方まで
論理に照らし合わせようとする生き物なんていないんじゃない?

っていうか、そういう考え方をする生き物自体が地球にはいないか・・・

つーか、そろそろロジックのスパイラルに陥りそうなので
今日はこの辺で・・・(^_^;)



↓過去日記(別名「恥さらし」ともいう(笑))もついでにどーぞ♪
2002年08月11日(日)

幾瀬の星の煌めき / やまぴぃ

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