人間の本質。

みなさん、こんにちは。
蒸し暑くて、木の周りを走り回ってたらホントにバターになっちまうかも?
なんて思っちまったやまぴぃです。


今日は仕事が落ち着いたので銀座へ資料探し

まあ、私の場合資料探しといっても
そこいら辺をブラブラするだけなんですけどね(^_^;)

でも、世の動向を知るのもデザイナーの努め
何が流行っていて、皆が何を見たがるのか・・・
それを知っておかないとね。

と、10年以上この仕事をしていれば
屁理屈だけは立派になるんだよね(-"-;A ...アセアセ

ま、ソノハナシハ\(^^\) (/^^)/コッチニオイトイテ

で、ビックカメラへ行ってDVDとか買ったりして
・・・え?仕事の資料なのかって?
(;゜(エ)゜) アセアセ
まあ、資料ってことで…<自分の趣味の……( ̄。 ̄ )ボソ...

そして事務所に帰るまでには
まだ少し時間があったので店内を散策。

で、ブラブラ歩いていたら
電子ピアノのコーナーの前で足が止ってしまいました。
少し前からそのコーナーから美しい旋律が聞こえていたので
いったい誰が弾いているのかな?と思っていたのですが
なんと見てビックリ!
弾いていたのはおっさんでした。
思わず足を止めてまじまじと見てしまいました<おっさん

ホントにおっさんという形容詞がぴったりのおっさんです。
ヨレヨレの帽子、作業着ふうの服、
蒸し暑いのにもかかわらず羽織っている薄手のジャンパー、無精ヒゲ。
そして、なぜか口元ではなくアゴにかけた白いマスク。
冴えないおっさんそのものです。
道でトボトボ歩いていたらリストラにあったんか?大変そうだのう・・・
と、思わず声をかけてしまいそうなおっさんです。

ですが、そのおっさん一心不乱に鍵盤を叩き続けています。
そして、それがとてもきれいな旋律なんです。
残念ながら私はその曲は知らなかったのですが
とても美しい旋律だということはわかりました。

そして、曲とおっさんの見た目の隔たりがまたすごい・・・
このおっさんは、何をしている人なんだろう。
なんで真っ昼間からこんなところでピアノを弾いているんだろう。
やっぱり、リストラにあってここで時間潰しているのかな?
と、いろんな事を想像してしまいましたが
おっさんの弾く曲を聞いているうちに
そんな想像が意味を持たないことだと思えてきました。

だって、この曲がおっさんそのものなんですから。

そこはかとない哀愁を持ちながら
それでいて気高く
そして繊細。
本当に美しい演奏です。

人間見た目で判断してはいけないということを痛感させられました。

見えないモノにこそ本質がある。

そして、それは上辺からは判断できない。

そんなことを教えられたような気がします。
こういうところに人間の本質が出るのかもしれませんね。
そう思うとこの冴えないおっさんが
かっこよく見えてくるから不思議です。(笑)
きっと、いい人なんだろうな・・・
そんなことを思わせるオーラが出ていました。

時計を見ると残念ながら
そろそろ事務所に戻らなければいけない時間です。
おっさんはまだ、一心不乱に鍵盤を叩き続けています。
その演奏はまだしばらく終わりそうにありません。

すばらしい、演奏をありがとう>おっさん

私は後ろ髪を引かれる思いでその場を後にしました。
心の中で喝采の拍手を送りながら・・・



↓過去日記(別名「恥さらし」ともいう(笑))もついでにどーぞ♪
2002年07月09日(火)

幾瀬の星の煌めき / やまぴぃ

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