おたふくのワガママは携帯の電波に乗せて。

午前11時13分

夕べ遅くまでネットの海を漂っていたオレは
その時間、いまだ夢の中をさまよっていた。

寝ぼけた頭に携帯の鳴ってる音が聞こえ
あわてて飛び起きる。
が、しかしその電話はオレがとる前に切れた。

かけてきた相手は太眉おたふく。(5月16日の日記参照)
一瞬ムッとしたが、
オレなんかへめったに電話をかけてくる相手ではない。
何かあったのかと思いこちらからかけ直した。

「彼に会社のみんなの前で平手で殴られたの。
おまけに私が買ったペットボトルでぶたれたの。
青あざできたの。やまぴぃ、今晩ヒマ?飲まない??」

むぅ・・・
いつもと違って落ち込んだ声。
これはかなり重症か??
まあ、そんな後に一人でいたくないってのはわかる気がするし・・・
しょうがない、相手してやるか。
(後になってこの考えが甘いということに気付くのだが・・・)

「いいよ。何時頃にする?」
「えーっとね、何時でもいいよぉ」
「ん〜、じゃあ夕方にするか?」
「あ、でもね2時からパソの講習が入ってるから〜」
コケッ! ミ(ノ;_ _)ノ =3
じゃ、それは何時に終わるねん!!
「ん〜4時くらいかな?」
「それじゃ、終わったら連絡くれ。それから時間と場所決めよう」
「うん、わかった!」

時計を見ると12時ちょっと前。
待ち合わせの時間まではまだかなりある。
う〜〜ん、誰か他に声かけるかな?
1:1はできれば避けたいしな・・・
いろんな顔が頭に浮かぶが、みんな今日は仕事だ・・・(_ _) カクッ
う〜〜ん、どうすべか?
まあ、他の人への連絡は太眉おたふくから連絡があってからでいいな。

で、メシを食い、まったりと音楽聴いたりゲームをしたり・・・
そこへ2時頃に電話が・・・
誰かと思ったら太眉おたふくから。
あれ?終わるのって4時じゃなかったっけ??
「ほいほい、どしたの?」
「ねぇ、やまぴぃ今ヒマ?」
「うん、ヒマだけどどうしたの?パソの講習は??」
「あ、あれね、いいの。大丈夫なの」
(-_-#) ピクッ
「ねぇ〜、ドライブ行きた〜〜い!!」
(/||| ̄▽)/ゲッ!!!オレのクルマでかい!!??
「うん!!」
(_ _) カクッ
「今どこ?支度するのに時間かかるから出るのに30分くらいかかるよ。」
「南浦和!!(オレの地元)駅前で待ってる♪」

・・・・・・(_ _) カクッ
そういや、講習会場は南浦和って言ってたな・・・
しょうがないので急いで支度して、家を出る。
駅へ行き、太眉おたふくを拾う。
今日は天気が良かったので、
オレはいつものドライブ用サングラスをかけていた。
「やまぴぃ、そうやってサングラスしてた方がかっこいいよぉ〜〜」
(-_-#) ピクッ
「レイバンっていうのがイマイチだけど」
Σ( ̄皿 ̄;; ンガァーーー!!!
オレはレイバン好きなの!!
むかつく。
もう帰りたくなってきた・・・(_ _) カクッ

まあ、しかし彼女的には傷付いてるだろう・・・
しょうがないな・・・今日は我慢してやるか。
「で、どこ行きたい?」
「ん〜〜、遠く!」
「いや・・・もう3時だから・・・(汗)」
「ん〜〜じゃあね、浦和じゃないとこ」

う〜〜ん、じゃ湾岸あたりでも行くかな?
「それじゃ、湾岸あたり走ろうか?ディズニーランドも見れるし」
「ディズニーランド!!!」
「見るだけね(^_^;)」
「行く!!」
「いや・・・だから前通るだけだってば・・・」
「行くぅぅぅ〜〜〜!!」
「・・・・ホントに行きたいの??(汗)」
「うん!!」
(_ _) カクッ
マジっすか!!なんでオレが太眉おたふくと
ディズニーランドへいかなあかんねん!!!!!
もっと他に一緒に行きたい人いるのに・・・

ここまで来たらしゃーない。腹をくくるか・・・(謎)

で、高速に乗りディズニーランドへ。
その車中で今回の経緯を話し出す太眉おたふく。
「なんで、ぶたれたの?」
「別れ話を彼に持ち出したらぶたれた」
「う〜〜ん、普段から手を上げる人なのか?」
「ううん、初めて」
「そりゃ、ビックリしたろ?」
「でもね、記憶無いんだって・・・」
「酒飲んでたのか?」
「うん。今までぶたれたことない。」
「なんでそんなことに?」
「会社の人と飲んでた時、彼と別れたいって話し出して、
そしたら会社の人が決着付けた方がいいって・・・
彼を呼びだして、一緒に飲んでたら彼が絶対別れないって・・・
で、場所を変えて話してたらぶたれた」

Σ( ̄ロ ̄lll)
そんな話し酒飲みながらするなよ・・・(_ _) カクッ
っていうか、煽るなよ!!>太眉おたふくの会社の人

その彼とは同棲してたらしい。オレも初耳(汗)
まあ、それはいいんだが聞いてみたら
なんとその彼とは同棲始めてまだ一月そこら・・・
彼の部屋に引っ越して来た日に
もう彼の事はイヤになったとか・・・
それ以来別れたいとか思ってたらしい。
そんなに悪い男だったのか?って聞いたら
「ううん、優しすぎるのがイヤ」・・・だと。
さすがワガママ女!!
相変わらずだな・・・
しかし・・・優しすぎる男ってイヤなものなのかな?
「だってさ〜、何も決められないんだよぉ。優柔不断な男ってイヤ」
ヾ( ̄∇ ̄;)おいおい その男選んだのはどこの誰だ!?
「前にぃ、映画観に行こうっていった時もぉ、
あなたの観たい映画観に行こうって言ってもぉ、決められないんだよぉ」
アレじゃないの?アナタがワガママだから気を使ったんじゃないの?
っていうかさ、同棲する前に気が付けよ!
「だってぇ〜、同棲する前はやさしいとこがいいと思ったんだもん」
・・・・・つける薬無し!

といろんな話をしていたら急に
「二人だけじゃつまんないね。誰か呼ぼうか?」

ちゃぶ台投げ(ノー”ー)ノ ┫ ゜・∵。
オ・マ・エがオレを呼びつけて、連れてけって言ったんだろうが!!!
何がつまらんだ!オレの方がもっとつまらんわ!!

電話をかけ始める太眉おたふく。
「出ないよ〜〜(ー"ー )」
みんな警戒して出ないんじゃないか??( ̄m ̄〃)ぷぷっ!
「違う人かけてみるぅ」
しかし、みんな留守電になってるか電話に出ないか・・・
(_ _) カクッ

いよいよ高速を降り、ディズニーランドも目の前ってところで電話が鳴った。
さっきかけたうちの一人が着信に気がついてかけてきたらしい。
道連れ“ヘ( ̄∇ ̄ )カモォーン♪

最初太眉おたふくが出て何事か話していたが
「あ、待って、今やまぴぃに替わるから」
ヾ( ̄∇ ̄;)おいおい オレは運転中だって(汗)
しょうがないのでクルマを駐車場ゲート手前の道に停める。
電話を替わったらそいつの第一声が
「やあ、太眉おたふくのお守りご苦労さん♪」
・・・・よくわかっていらっしゃる。

結局話し相手は来ないことに・・・
そりゃそうだよな・・・
5時頃に電話してこれからディズニーランド行こうなんて
普通のヤツは言わないよな・・・
オレだって呼び出されたら行かない!!

諦めて太眉おたふくと行くか・・・と思ったら
「ねぇ、帰ろうか〜」
はい???????
ちゃぶ台投げ(ノー”ー)ノ ┫ ゜・∵。
あんたが来たいって言ったんでしょ??
ゲート前まで来て帰りたいだと!!??
「なんか、もう醒めてきちゃった・・・帰ろう。浦和でみんなと飲もうよぉ」

ちゃぶ台投げ(ノー”ー)ノ ┫ ゜・∵。
ちゃぶ台投げ(ノー”ー)ノ ┫ ゜・∵。
ちゃぶ台投げ(ノー”ー)ノ ┫ ゜・∵。

ココロの中でちゃぶ台投げ3連チャンっす!!
むかつく〜〜〜!
きぃ〜〜〜〜〜!!!

「ホントに帰るんだな?途中でやっぱり行きたいって言っても
もう戻ってこないぞ!!いいんだな!!??」
いいよぉ、と言う太眉おたふく。
あんたのワガママには慣れてたつもりだが・・・
こんなに酷かったっけか??

しょうがない・・・でも、帰りもまた高速代出すのは
ばからしいから(行きはオレが出した)一般道を通って帰路へ。

まあ、考えようによっては太眉おたふくと
ディズニーランドへ行かなくて済んだからいいか・・・
↑前向きに考えられる材料が欲しいらしい

と、途中で太眉おたふくまたワガママを・・・
「ノド渇いたー。マックシェイク飲みた〜〜い」
ぐはっ!
環七沿いにマックなんてあったっけか?
あ、ロッテリア見えるぞ、あそこでどうだ?
「ロッテリアはきら〜〜い」
(ー"ー )

しかし、どんなに行けどもマックは見あたらず・・・
「ノド渇いた〜〜!!こうなったら自販機のジュースでもいい〜〜
でも、ストローでチュウチュウした〜〜い」
Σ( ̄皿 ̄;; ンガァーーー!!!
ねえもんはねんだよ!!
ワガママ言うな!!

やっと道路沿いにコンビニ発見。
飲み物買えるっす・・・ストローももらえるし。
で、太眉おたふくが買い物に行ってる間に
オレは今夜の飲み会メンバーの招集を始めた。
メールで場所と時間を送る。
声かけたメンバーは一応揃うらしい。
( ´o`)п< <(ホ)
これでやっと太眉おたふくのお守りから解放される♪

で、太眉おたふく買い物から帰還。
助手席でペットボトルから直接飲んでる。
「うめぇ〜〜!」
ヾ(ーー )ォィ ストローは?
「あ、いらないよ〜〜」
マジっすか?だったら途中の自販機で買えば良かったじゃん・・・
さんざんノド渇いたってわめきおってからに(ー"ー )

やっとの思いで、地元に帰った。
飲み会の待ち合わせには時間があるので太眉おたふくを送って
オレも自分ちにいったん戻る。
酒飲むから電車で来たかったし。
ヽ(´・`)ノ フッ… 太眉おたふくのワガママ攻撃からやっと解放♪

しかし・・・あんな女のどこがいいんだ??>同棲してる彼氏

で、待ち合わせの時間がきたので現地へ。
オレ一人で相手しなくていいから気が楽♪
おかげで楽しく飲めましたわ♪

けっこう遅くまで飲んでしまったが
遅れて飲み会に参戦した友人がクルマで駆けつけていたので
みんなを送ってくれることに・・・

その友人川越から来てるのだが
太眉おたふく川越まで行って
その友人と一緒に飲むとか言いだした・・・
太眉おたふくがみんなはどうする?って聞いてきたのだが
みんなは帰る・・・と。
当たり前だよな・・・1時近いし(汗)
この飲み会のきっかけを作ってしまった形になったオレは
その友人になんか悪いと思いその飲み屋まで付き合うことに。
幸いその飲み屋は朝まで営業しているらしいので
朝まで飲んで始発で帰ればいいかな?と思い行くことにした。

で、みんなを送って川越方面の道へ。
実はその途中に太眉おたふくの家がある。
そこへ近づいた時急に太眉おたふくが「帰る」と一言・・・・
ヾ(ーー )ォィ
お前が行きたいぬかしたからオレも友人も付き合うのに・・・
なんでそんなにワガママなんだよ!!!>太眉おたふく

しょうがないので、そのまま太眉おたふくを送る。
飲みたいと言った張本人がいなくなったので
オレ達も帰るかと言う事になったのだが、
他に送る人の関係で先ほどオレの家は通り過ぎていた。
なので、その友人はオレを送るために来た道を引き返す事に・・・
深夜にもかかわらず送ってくれてありがとうね♪>送ってくれた友人
太眉おたふくがもっと早く川越に行かないって言えば
友人は途中でオレと太眉おたふくを降ろして
まっすぐ家に帰れたのに・・・

今日も最後までワガママぶり発揮してたな・・・<太眉おたふく


っていうか、太眉おたふくに同情したオレがバカだった・・・(_ _) カクッ



↓過去日記(別名「恥さらし」ともいう(笑))もついでにどーぞ♪
2002年06月08日(土)

幾瀬の星の煌めき / やまぴぃ

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