昨日の続きです。
高校に入ってからマラソンも駅伝もソコソコの力でしか走らなかったので体育の成績は10段階で良くて4とか冬だと5とかでした。駅伝はクラスから12人ほど選抜されたのですが、1年の時は補欠になった程度で走らなくて済みました。
で、2年のマラソン大会。なんだかんだ本気で走れば平均よりは速いという自惚れがあったのでしょうが、同じように不真面目な考えのタケダと利害が一致。結託して反発しました。
(ってだからお前らは何に反発したいのさ??/笑)
といっても別にバックレたわけではなく「スタートしてからぞろぞろと走り出すその最後から走ってラスト1周だけ本気で走ろう」という可愛い反発でした。マラソンコースは湖を3周します。
いざスタートして学校の男子全員が走り出したのですがさすがに700人からとなると遅々として人の群れが前に進まず、そのうちそれを最後尾で眺めていること自体イライラしてきました。それが焦燥に変わっていったのは1周目が終わって2周目に入ったあたりでした。 もう体中のアドレナリンとドーパミンが混ざり合って目の前の怠惰な状況を打破したくてたまらない。2周目の半分あたりからタケダと利害を一致させようと思ったがお互いに自分が言い出したことを簡単に放棄出来ない「反発」という足かせがあった(笑)。ペースは上がったが眼前には人の列が湖の対岸にまで伸びてしまっていた。
そしてその足かせが解かれた3周目。「じゃ」と私がチラッと横目でタケダを見やったのを最後にお互い何も語らず、またそういった状況でもなく、人の群れを掻き分け掻き分け走れやメロス!
それでも我々は3百人ほど追い抜かすのが精一杯で、死力を尽くして頑張った感覚のわりに順位は300番台と惨憺たるありさまなのでした...。
続く。
|