| 2006年02月13日(月) ■ | ||
| 君はなんのために世界を壊す、その問いに彼は虚ろな瞳を僕に向けた。 | ||
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[白濁思考] 「や、やめ…っ!」 「出しちまえよ、ほら」 「ばっ…かやろ…っ」 「イキたいんだろ?ガマンすんな」 「…っや、しゃべんな…ぁ!ん、んぁ!あっ、や、はな……ああぁ――――ッ!!!」 「………まさか、のんだのか…?」 「美味いよ」 「ばか……」 「なぁイザーク、なんでこないだからキスさせてくれないんだ?」 「………」 [EnD] だっていやじゃん!自分の味!(撲殺) ****************** 一日オフの本日。 いえ、別にね、↑のようなことを悶々と考えていたわけではないですよ。これは数日前にバイトから帰るバスの中で考えたことで(充分変態臭いわ)、今日はひたすら布団の中で過ごしました。 不意に発見した恥ずかしいモノとか読み返して、あの頃は若かった…と思ってみたり。五年くらい前…なのか、発想自体は更に古いような気がする。 というか、頭からラストまで考えてあるのに書けないネタって結構ある。プロットだけで満足してしまっているからだろうか。それとも主人公が掴めないから…? 健全なファンタジーなはずなのに、どうにもホモ臭いのはもう作風なんだろうか。 キルアースって存在自体すんごい気に入っているからあちこちに登場させてます。シュアリスと、シーンズウェルも。夏目の中にあるファンタジー空間は一律「四大国」という名前のパラレルマジックワールドです。 ありがちな世界。 それにしても恥ずかしい…よくもまあこんなものを書いたな…書きかけといえども青臭い。 折角なので投下。 ********** 「シュアリス」 主君の呼びかけに本来の姿を取り戻した獣人シュアリスは小さく頷き、地を蹴った。 「我が名はキルアース。生命の源たる我が血脈において命ずる」 漆黒の錫杖を宙に浮かぶシュアリスに向けると、錫杖は呼応するように鈴のような音を響かせた。その先端の輪が鳴り、先の赤い宝石が輝いた。 キルアースの持つ錫杖は、元々シュアリスと共鳴するように作り出されたもので、彼の力と完全に呼応するようになっている。 地が徐々に揺れを増してゆくと同時に、人々が悲鳴を上げながら逃げ惑い、次々とその命の気配が絶たれていくのをキルアースは感じていた。 すでにキルアースの周囲に生き物の姿はない。 地面に走る亀裂が鋭い音を発てて広がり、周辺のものを飲み込んでいく。 自らの力で周囲の地を安定させているキルアースだが、それも長くはもたない。もうすぐ全ての力を使い切ってしまう。 「創造神シーンズウェルの名の下に、我が全てを代償として発動させる。アンクロイツよ、降り注げ!」 錫杖の先端からまばゆいばかりの光があふれ出た。青とも、赤とも、緑とも取れる不可思議なもので、人間の視覚能力では決して判断の利かない色合いだった。 「無駄ですよっ!」 その光がシュアリスへと集まっていくのを見ながら、セイルがそう叫んだ。 すでに術者の手に負えなくなった禁忌の魔道を止めることなど、神の手によって創られた石を治すことなど、例えキルアースでもできるはずがない。 所詮、彼も人間じゃないか。 ********** 途中抜粋なんですが、まあ読んだ感じでは佳境ですよね。 でもこの後、まだしばらく続きます。プロット上だと無駄に長い。 何故か、頭部分と、出会い部分と、↑の佳境部分とばらばらにあります。好きなシーンだけ書いたのがばればれ。しかも手書きで解読が難しい…。 いやはや、オリジナルネタを練る時間が中々持てなくなってからしばらく経ちますが、昔の自分を思うと凄い禁欲だよなと思います。週に一本、ショート書いてましたから。パロに移行してからも結構な頻度でしたし。 うーん、こんなんじゃあいけないよな。 ではでは。 本日はこれにて失礼。 |