道化者の憂鬱...紫(ユカリ)

 

 

カラダを売っていたコト - 2002年09月04日(水)

お気に入りの日記作家さんの日記を読んでいた。
それはカラダを売ることについてだった。

需要があるから供給がある訳で、仕方の無い事だろうと思う。
パンツだってストッキングだって売れる。
需要があるから供給するだけの事なんだろう。
カラダだってそうだろう。
以前、カラダを売っていた。
とは言ってもSMクラブだから本番はしていない。
無理矢理やられてしまった事はあったけど。
膣に入れるからカラダを売るっていうのとは違うと思っていたけれど
結局は同じ事なんだろうなぁ。
自分で相手探して金を得る方がラクだし、交渉次第で破格な価格に
なる事も多かったけれど、リスクが大きかったから店で売っていた。
もう、何年も前になるけれど当時から私はSMが好きだったから、
こんな事で数万になるんだと思うとめちゃくちゃ楽しかった。
客も満足して帰っていくし、本当に楽しかった。
あんまりにも楽しかったから会社に行きながら3年続けた。
仕事が忙しくて、3年離れたけれどまた復活して2年続けた。
「一度、カラダを売る事を楽しいと思ってしまったら、辞められないよ。」
と言われた事があった。
しかもまだ風俗デビューしたての頃だった。
「そんな事は無い。こんな事はすぐに辞められる。」
そう思っていた。

そう、コンナコトだった。

ソレが一年間、本業になった。
一日に何回お風呂に入るのだろう。
非道い時は一日で10回位シャワーなりお風呂に入る。
スル前とシタ後にカラダを洗うからだ。
続けざまに行くのなら、シャワーを浴びなければ良いのだろうけど
時間稼ぐのには、洗ってあげたりしなくちゃならない。
そんなこんなで肌は荒れ、訳わかんない人とSMするから気を遣って
精神はすり減って、財布の中身だけは増えるけれど、
私は何も満たされない。
それでも楽しいと思う時があると辞められなかった。

今年の冬に出勤時間になっても起きられない日が続いた。
客がホテルに入っているのに、私はまだ自宅にいたりもした。
何回もフロントに怒られる。
それでもクビにされなかったのは、それなりに客を持っていたからだ。
ただ、私の精神はもう楽しいと感じられなくて、どの客についても
苦痛でしかなく、大金を貰ってもちっとも嬉しくなかった。
嬉しくも楽しくも無い事を無理して続けるのは、好きじゃない。
生活の為とはいえ、やっぱりそういうのは嫌いだ。
だから、辞めた。

その後、愛人になったりもしたけれど、結局ソレも解消した。

たまに、金欠だったり彼に会いたくなったりした時に
「カラダを売ってしまおうか。」
と考えてしまうコトがある。
ソレはきっと、風俗してて楽しかったっていうかラクだったと
思うからなのかもしれない。
でも、こういう発想はやっぱり間違っているだろうし、
そういう発想を浮かべてしまう自分はカラダを売ってきて後悔している。
後悔なんかしていない。と言う人もいる。
自分で決めてやってきた事だから人それぞれだろう。
ただ、私は安易に始めてどっぷり浸かってきた今、やっぱり後悔している。

もしこの日記を読んでいて、カラダを売ってみようかな?と
思う人がいたら、色々な事を考えてから決めてクダサイ。
アナタの家族の事、カレシの事、トモダチの事・・・。

そう考えると、本当に後悔している。
まぁ、やってしまった事だから仕方無いんだけどね。
この先どう生きていくかが、今後の課題かな。(苦笑)




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