名古屋にて 3 - 2002年08月12日(月) しこたま酒を飲んで先に眠ってしまった私は 午前4時に起きてしまった。 隣を見れば、彼が眠っていた。 一瞬、ココはどこなんだろう? と、不思議な感覚に陥ったりしたが、 そうだココは名古屋で 朝になったら帰らなくちゃイケナイんだ。 裸の彼の背中を眺めながら、色々なコトがアタマを回ります。 眠る前にお互い話した、元カレ元カノのこととか、自分のコトや 彼の考えているコト。 一体、何を求めているのだろうとか、何が欲しいのだろうとか 何をしたいのだろう何でココにいるのだろう何をしにきたのだろう どうしていきたいんだろうこの人は私のコトを好きだというけれど 何で好きなんだろうでも私も好きだって言ってるけど果たして何が 好きなんだったけとか何で会ってるんだろうやりたいだけなんだろうか たんじゅんにせっくすがすきだったからきもちがいいからあってるのか どうしてどうしてなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんで 眺めているはずだった背中が見えなくなりそうで、怖くて抱きついた。 寝ぼけまなこでぎゅっと抱きしめてくれる彼。 深く息を吸って吐いた。 生理前の情緒不安定な状態。 よくあることだ。 そっと、腕をどかして起き出し冷蔵庫からお茶を取り出し 喉を鳴らして飲み干した。 煙草に火をつけ、時計を見る。 午前6時。 昨日、カラオケで歌った曲を思い出す。 満足する程 抱きしめあった夜とか 不思議と幸せ感じるんだね あと何時間か経てば お互い別々の道を 今度逢える日は いつになるんだろう 君が眠りに落ちるまでもったいないから起きてる あぁ、幸せ奪うように朝が来る 外はもう明るくて、気分はだいぶ落ち着いてきたけれど もう、眠れないから彼を眺めていた。 先日、彼が眠っている時あまりにもヒマだったから、顔にさんざん落書きを 施してやった。 なかなかの出来映えだった。 でも、今日はやめよう。 その顔で最終日を迎えるのは、どうかと思うからだ。 シャワーを浴びて、お化粧して荷物詰めてと色々やっていたら モーニングコールが鳴る。 「はい、起きて〜。」 「んあぁぁぁ。」 返事だけは、一応する。 そして15分後、 彼の携帯のアラームが鳴る。 スパイ大作戦のテーマだ。 私としては寝起き大作戦のテーマだ。 ガバッ!と起き上がって、スタスタ歩き携帯を取りに行き 当たり前の様に、アラームを切ってそして当たり前の様に ベッドに戻って寝る。 任務は終了したらしい。 何の意味がアラームにあるのだろうか? この一連の動作を見るのは、とても楽しいんだが、一度くらいは そこで起きて「おはよう」って言ってくれる彼を見たいモノだが 一度も見たコトがない。 視界には勿論、私も入っていない。 任務には「おはよう」も入っていない。 スバラシイ さらに、20分後ベッドの時計のアラームが鳴るが、消して 30分後に設定してる。 全て、無意識で行われる作業。 スバラシイ おい、設定してるんなら起きろよ。(本音) そして、またこの人は何の真似をしているのであろう というポーズで眠りに落ちる。 今日は、墜落した人のポーズのようだった。 きっと、ここまでが彼の任務なのであろう。 任務遂行で終了。 そんなこんなを、数回繰り返して9時前に起きた彼。 「あぁ・・・寝ちゃってたぁ・・・。ごめん〜。ちゅぅぅ」 「あぁ、はいはい」 ってなコトをしながらもちろんヤル。 スピーディーにヤル。 何せ、チェックアウトは10時だからだ。 素晴らしい時間配分。 そして6週連続で月曜日遅刻をしている彼だった。 遅刻にうるさい会社じゃなくて良かったなぁと思う。 この次、逢えるのはいつになるか、お互いわからないけれど まぁ、大丈夫だろうと思った。(何が?!) -
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