2004年03月22日(月) |
奈良県内でのシンポジウムのご案内 |
シンポジウム
「大峰山女人禁制」を考える
今年六月「大峰山」を含む「紀伊山地の霊場と参詣道」がユネスコ世界文化遺産に登録されようとしています。「大峰山」が「女人禁制」のままで、本当にいいのでしょうか。みんなで考え、話し合ってみましょう。 日時 2004年 3月 28日(日)pm1:30〜4:00 ところ 奈良県女性センター 近鉄奈良駅下車 東向通り 徒歩3分 地図↓ http://map.msn.co.jp/mapmarking.armx?mode=1&la=135.49.53.8&lg=34.40.45.6&zm=12&smode=1 シンポジスト 大林美亀さん(奈良女性史研究会) 垣渕幸子さん(I女性会議なら) 山口正雄さん(西和歩け歩け歩こう会) コーディネーター 源 淳子さん(女性学研究者) 主催 「大峰山女人禁制」の開放を求める会 参考:呼びかけ文↓
---------------------------------------------------- 「大峰山」の世界文化遺産登録についてのお願い いまこそ「女人禁制」を開放させよう 本年、「紀伊山地の霊場と参詣道」がユネスコ世界文化遺産に推薦され、それを受けて、去る10月、国際記念物遺跡会議(ICOMOS=イコモス)の調査員が奈良県入りし、吉野町の金峰山寺などの現地調査を行いました。これにより修験道の聖地と言われる「大峰山」の 世界文化遺産登録は、来年6月の決定を待つばかりになりました。
「大峰山」が世界文化遺産に登録されることは喜ばしいことです。しかし、皆様もご存知のように、「大峰山」には「女人禁制」区域が今も存在し、国立公園を含む美しい自然から女性を排除し続けています。私達は、「大峰山」が「女人禁制」を堅持したまま世界文化遺産に登録されることを見過ごすことができません。
「大峰山」では、男性修行者しか入山できない時代から、現在、男性なら誰でも入山できる時代となりました。 しかし、女性の場合は、修業したい女性でさえ入山をいまだに拒まれています。21世紀、男女共同参画社会を目指す時代に、このような領域が世界文化遺産として登録されることはあってはならないことです。 そこで私達は、こうした現状を踏まえつつ、この度、世界文化遺産登録にあたって「大峰山女人禁制」開放を求める会を結成し、より多くの方がたの賛同を求めて、運動を始めることにしました。 顧みますと2000年には、「大峰山」を護持する寺院側から開放の声があがったこともありました。しかしその時は、「大峰山」を修行の聖地とする修験道の信者達で組織された役講社と一部地元住民の反対によって実現に至りませんでした。こうしたことから今回の世界文化遺産登録のこの機会を逃すわけにはいきません。 そこで、「開放を求める会」では、署名活動を行い、関係する寺院、役講社、地元住民はもちろんのこと、内閣総理大臣、奈良県知事等へ、「大峰山」の「女人禁制」を開放することを要請したいと思います。
--------------------------------------------------------------- 参考記事 大峰山の女人禁制廃止を 世界遺産登録前に署名活動 http://www.kyoto-np.co.jp/news/flash/2004feb/24/CN2004022401003563D2N10.html
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