川崎連絡会議日報

2006年07月17日(月) 東京都の根津先生、出勤!

東京都の根津先生が、不当な停職3ヶ月処分を終え、7月出勤しました。

不当な配転で職場まで1時間半以上かかる状況ですが、
職場の雰囲気がよく伝わってくる報告です。

根津さんを温かく迎える教師、それだけ先生たちががんばっているということだと思います。

私たちも、今後とも根津先生を支援していきたいと思います。

上田

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停職「出勤」日記 番外編

 7月3日、鶴川二中への出勤第1日目。「おはようございます」。不安を払いのけるように声を出して、職員室に入る。挨拶を返してくれる人が何人もいる。案内をされて着いた私の席には、「ようこそ鶴川二中へ」と書かれた紙の上に、花びんに差したつつじの花が置かれていた。うれしかった。張り詰めた気持ちが少し、楽になった。

 4月3日、新年度の仕事始めの日に入った時も感じたが、職員室には一昔前の温かさがまだわずかに残っている雰囲気がある。前夜、私の思いをつづった「鶴川二中の職員の皆様」への手紙を職員一人ひとりの机上に配り、朝の職員打ち合わせに臨んだ。そして、一言挨拶をさせてもらった。この時の皆の表情も和やかで、安堵した。


その後は、生徒の朝会へ。そこで校長が私を紹介してくれたので、私も一言話させてもらった。

「『君が代』で起立をせずに停職になったことも、停職中、学校の前に立っていたことも、何でするの?へんなやつ!と思った人は多いでしょうね。今まで皆さんは目にしなかった風景ですものね。でも、変なやつ!で終わらせずに、なぜ?って訊いてきてください。意見があったら、言ってきてください。100人いたら100人考えは違うものです。人間はお互いに話を交わし、考えを深めることができます。それは自分を成長させると思います。いつでも言ってきてくださいね。1年間どうぞよろしくお願いします」と。

 授業は、昨年までと同様、T1・T2の2人体制。うち、1年生を私がT1で担当するよう言い渡された。出勤1日目はその授業の打ち合わせやら準備で瞬く間に終わった。

 2日目、初めての授業。3年生の授業はT2として、教室に身を置く。T1では、1年生の1クラスで、年間計画に予定されている「食品の選択」について授業をした。やっぱり落ち着く。こうして1週間が瞬く間に終わった。

 これから先、何があるかはわからないけれど、温かさのある職員室で「やっていけそう!」と思える。


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