川崎連絡会議日報

2005年11月05日(土) 民営化という暴走列車

民営化は何をもたらすのか。

少し古い記事ですが、「朝日新聞」6月28日付、論壇時評に、金子勝(慶応大学教授)が書いていました。

JRの尼崎事故についての評論を紹介しています。
参考になると思います。
少し、紹介します。

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金子氏はこの事故は起こるべくして起こったという。すでに15年前の著作、鎌田慧「国鉄改革と人権 JRは安全か」で警告を発していたとし、鎌田氏の著作から「30秒遅れても処分される。恐怖政治である。‥ATS‥のアラームがなる。が、運転士は確認ボタンを押してなお前進する。赤信号になっていても、さらに前進し、追突する」と引用している。

最後に、実はこの時から、この社会は暴走する列車に乗っていた。多くの人は、電車が壁に衝突するまで、そのことに気がつかなかっただけなのだ。とまとめている。
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国鉄分割民営化の結果が尼崎事故だった。
川崎のわくわくプラザはやはり児童の事故をもたらした。

そして、郵政民営化は‥‥、さらには自治体職場でのさまざまな民営化(指定管理者制度も含めた)‥‥。
支配者の狙い、目論見をしっかりと見抜かなければいけないと痛感します。

上田


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