川崎連絡会議日報

2004年11月13日(土)  川崎市の責任は? 委託した青丘社の責任は?

 新聞報道によれば(以下に転載)昨年11月の「わくわくプラザ」事故について、市課長ら3人が書類送検されたということです。

 しかし、多くの問題点が指摘されていながら強行した川崎市長、問題を知りながら(?)委託事業として行った青丘社の責任はどうなるのか。
 
 起こるべくして起こった問題であり、本質をはっきりさせていく必要があるのではないのでしょうか。

(→ 川崎連絡会議ニュース(第15号)特集)

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市課長ら3人書類送検 川崎

  川崎市川崎区の東大島小学校の児童施設「わくわくプラザ」で昨年11月、当時同小1年の男児(7)が2階窓から転落し重傷を負った問題で、川崎署は11日、市青少年育成課長(53)と、市から施設運営を委託されていた社会福祉法人「青丘社(せいきゅうしゃ)」の男性職員(42)、女性臨時職員(42)の計3人を、業務上過失傷害の疑いで横浜地検川崎支部に書類送検した。

  調べによると、課長は転落防止の対策など施設の安全管理を怠り、職員2人は児童の監視を怠っていた疑い。

  同署によると、男児は03年11月11日午後4時20分ごろ、学校内にある同施設のプレハブ2階の室内で遊んでいたところ、床から高さ約1メートルの窓から外側に転落し、約4メートル下のコンクリートの地面にたたきつけられ、頭の骨が折れるなどの重傷を負った。室内の窓の下には避難はしごが収納された箱(高さ40センチ)があったという。

  当時、同施設には児童約70人がおり、スタッフは7人いた。男性職員は施設の責任者だったという。2階には約20人の児童が遊んでおり、女性臨時職員が担当していたが、別の手伝いで1階に降りていたため、30分ほどスタッフがいない状態だったという。

  同課によると、「プラザ」は昨年4月、市が学童保育所を廃止した代わりに市内114の小学校すべてに設置。大半の運営をかわさき市民活動センターに委託している。

  事故をめぐっては、男児の両親が7月に同署に刑事告訴していた。課長は「施設の安全管理については必要なことをしてきたし、責任は果たしてきたと思っている。告訴されたような事実はなかったと考えており、遺憾に思う。今後の対応は地検の判断を待って考えたい」と話している。
(11/12)


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