アルテミスの日記
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2011年01月01日(土) 切ない話

知人のお宅にお邪魔していたときのこと・・・
目の片隅を何かがよぎった・・・ あれ? 私は 目がちょっと しょぼついてるし。。。と
気にしないでおいた。
それから しばらくして また 片隅をなにかが 走った

え??? え???? 

私は 正直 日常に はっきりいつも 見える人じゃないのだけれど・・・
たま〜〜に 変なことに巻き込まれる。

また それでも 無視してみた

ささ〜〜〜っ またも 片隅を黒い影が通った。
ん〜〜〜〜〜 ん〜〜。 なあ〜〜〜 どうしようなんて・・ 考えて

思い切って 切り出した。 あんまり こんなこと するもんじゃないのだけれど・・
とても親しい身内みたいな 知人でもあったし・・・ とても気になってしまって・・・見えた・・・とは
いわなかったけれど・・
つい・・・ いかんな。。。

その影の人のなくなった日がどうも 近辺のような気がしていたので・・
「今日は ○月○日ですが この近辺に命日の親戚の方・・・いらっしゃいますよねっ」て。。
たずねてみた。 無論 おもむろにというわけにもいかず うちの 正月前の先祖供養の話に乗せて

顔を見合わせた知人。

おじいさん。。。と答えた 知人とそのお母さん。。
どうも。。。 なんていうのか 

お母さんのお舅さんが 前々日だったか 命日だったそうで・・
当主でもある でも 別居中のお父様が どうも あんまり 手を合わせる人ではないらしい

お母さんは 非常に こまかく ご先祖様を 拝む人なのだけれど・・・

でもって・・ 当の お父さんも どうやら なくなった おじいさんを 夢に最近見たらしい

単純に お墓・ 単純に ご供養・?と 話は 続きそうだと みんな思ったかな・・・
でも 私には そう思えなかった

私の目の片隅を通り過ぎた 影の人の話を直接出せないけれど いろいろ話していたら 
姿が ちょっと浮かんできたり・・・
小さな おじいさんが見えた。 頭のはげた ごま塩の 白のシャツとズボン下の 背の低い人
せかせかする様子は すこし 若い時  ちょっと 老いてからは 猫背で 歩き方も ちょっと小また
でも せかせかと 歩いてる。

生前今現在の当主である息子に 近寄りがたかったと 聞いたけれど・・
この人自体が とても 心配というのか さびしそうに見えた。
自分のことを 思い出してほしいというより 晩年になって 別居して 分かり合えない 家族を
なんとなく心配しているような気がして しまった。


私にいえるのは・・ そんなたくさんのことじゃない。
人影を見えたなんて はっきりと いえもしないし・・・
ただ その姿の答えあわせを して なんとなく きっかけを作って
私のそういうちょっとした へんな癖知る 知人その人に 簡潔に その旨を伝えた
思うところ 感じるメッセージは なにくれとなくあったけれど

私は ミディアムではないし おこがましくて そんなこと なにもいえない
ただ・・・ 心配しているのではないか さびしいと思っていること の二つを 伝えるだけで。いっぱいだった

それぞれの家に それぞれの事情がある。 
私には なにも 言うことはできないけれど 見えた おじいさんが さびしそうだったこと
伝えた。 彼らは 別居していることで 知人は父親と お母さんは 夫と それほど 遠くなったとは思わない。
(私のその知人とお母さんは同居し お父さんと別居している)
そして 当主であるその人自身は長男とおなじ棟の家にすんでいるのだし・・
ただし 二階と一階でほとんど干渉なしのくらしのようだね
けれど・・・ 離れてすんでも 毎日 それとなしにたずねてくる

若いころから 怒るばかりで 身勝手で 自分の痛み以外は わからない方だったというけれど・・・

すこしづつ 丸くなっている  まだまだ それはやさしいというには  程遠いし だれも近寄りがたいのは事実だろうな・・
でも 確実に 寂しさのにおいが 強くしていて 切ない。

ながい年月の生き方を いきなり マイナスまでは持ち込めない ゼロにだって もっていけないと思う。
それはすこし 柔らかになるだけだ
でも それでも それを 認めるか そうでないか・・・  違うね。 
いろいろと働きかけ続けていくことを あきらめてしまうことも・・・ わかるけれど・・・


人が分かり合えないのは つらいね。 
そして 誰かを 心配する 誰かを見たとき・・にんげんっていとおしいっておもった。
生きていても 死んでいても・・・

どうか その家族が なんでもいい もう一度 よりそいあいたい家族を 夢見れたら・・と思った

知人は 今年 53になる 
そのお母さんは83になった。 
いくら長生きの家系でもおじいさんも102歳でなくなったのだから 
時間は短い・・・ やさしい 時間を 少しでも もってほしいね。




ただ・・ 本当に 私は それを みたのだろか? 
ただの 幻だったのか・・
かりに まったくの幻でも 離れた 人と人とが つながってくれたら ・
いのるしかないよね


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