ちょっとしたメモとか。

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2003年10月17日(金) 大好きな生徒ちゃん。

小学校の頃には
凄くおとなしくて
あんまりしゃべらなかった生徒ちゃんが
今年高校2年生になりました。
思えば大きくなったものです。
今では学校であった色々な事を
笑いながら話してくれたりと
子供の頃が想像できないほど(笑)。

素朴で清潔で
髪を染めてみたりもせず
きっと学校の先生たちにも
受けはいいと思うんだけど
やっぱりいまどきなところもあり
すぐに「もーあかんわ」とか「むりかも」みたいな
ちょっと投げやりな言葉を言ってみたりします。

なんでも揃ってる世の中
生まれた時からある世の中だから
手に入れる為に必死になったり
その為に努力したりする忍耐力や
意志の強さが無いのかもですが
でもそれではいけない。

今回その台詞をその子が吐いたのは
発表会の9日前だと言うのに
先週まで弾けていたところが
試験勉強を口実に一週間一度も弾かず
おかげで全く頭から抜けて忘れてしまい
レッスンに来て出来なかった事に対してだったのした。

しかし。
そもそも、来年は受験できっと出られないだろうから
今年出ておこうと話し合って
よく考えてから本人が「やる!」と言ったものを
一度決めたのに今になって「無理やわ」なんて
やってもいないのに言うなと。
幾らテストがあったって試験で時間なくたって
家で息抜きに一回くらい弾こうと思えば弾ける。
自分で決めた事も出来ないなら最初からやるなと。
家の人もかなり放任主義であまり叱ったりしない感じの人で
学校の先生にもそこまで叱られるような事してないだろうし
その子には今まで一度も酷く言った事なかったので
怒って数分たってから本人も凄く動揺して泣き
しゃっくりが止まらなくなって。

大事だし大切だから
その子が間違っている事は見逃せない
大好きだからこそ
頑張っていい結果を出し達成感を味わって欲しい。
その子の弾くピアノの音は
ホントにホントに優しい音で
透き通るように綺麗な音色。
話をしている時もとても楽しいけれど
やっぱりその子のピアノの音を聴いているのが
とても幸せだし、凄く好き。
発表会の舞台で
その子が弾く姿を見るのは
もう最後かもしれない
卒業してしまったら、事情が変わって
私の元を巣立つかもしれない
ステキな思い出を残して欲しいし
どうせやるなら後で悔いの残るような事はしてほしくない。
そう思うと、その子を叱咤していました。

自分で思うところがあるから涙が出る。
自分の行動に後悔があるから泣く。
間違った事を言われていたら
怒りが勝って涙なんて出ないと思う。

彼女は泣いたけど笑ってた。
でも涙が止まらないと。
きっとレッスンの部屋じゃなければ
大声を出して泣いていたろうに
声を押し殺して泣いた所為で
きっと帰り路、自転車に乗りながら泣いたろうと思う。

Yちゃん。
精一杯頑張っておいで。
きっと舞台の上で成功するように
見守っているから。
終わったら一緒に
笑って泣こうw





Yちゃんの音が客席に響く瞬間を思うと
発表会の前に感動してセンセが先に泣いてしまうかもだけど(苦笑)。




水月陵