パンドラの箱
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いつかこの場所で君と出逢い 僕らは恋に落ちた。
君の声を聴きたくて 君をいつも感じていたくて 僕は君を縛りつけた。
籠の中に閉じ込めてしまいたかったんだ。 誰にも触れさせないように。 僕だけのものであり続けるように。
だけどそれは 君らしさを奪っていき。
君はだんだん笑わなくなって 僕の好きな君の笑顔は いつの間にか仮面になった。
君は僕の声が聴こえないという。 僕が呼んでも 気付かない。
僕は君を壊してしまったんだ。
いつか出逢ったこの場所で 君を自由にしてあげよう。
せめていつかのあの時のような 君の笑顔をもう一度見ることが叶うのなら。
いつかその日が来るというのなら。
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