時々訳もなく、アナタを傷つけたくなる。アナタと私は同じ感性で物事を捉えるから、その思考回路も同一だから、どこをどうやって責めれば、致命傷を与えられるか熟知している。与えた傷の深さも、その悲しみも、手にとるようにわかるし、アナタを傷つけた分だけ、私は自身を切り刻む。それは他ならない、究極の自虐なのかもしれない。アナタを傷つけたくないのに。アナタを傷つけたい。