物理的な距離がそこには存在するから。それを隠れ蓑にして、逢えない日々をやり過ごしている。「なかなか逢えないね」「近くだったらすぐ逢えるのに」そうかな?ふと思う。物理的な距離そのものよりも、お互いの環境による距離のほうが大きいから。例え、同じ街に暮らしていても、きっと、「会う」ことは出来るけれど、「逢う」ことは叶わないのに違いはない。だから。きっと今の物理的な距離は、妥協するための言い訳にちょうどいいのだ。きっと。