ダンディズムスケジュール
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何と早いもので5月も十日を過ぎました。しかしはえーな時の経つのは本番まで二週間、光陰矢のごとしとは良く言ったもんだ!最近よく思う事はなんで芝居の世界に入ったんだろぉ、しかもアングラ・・・。はぁ〜今思うと昔からその気質は在ったように思う。高校の進学指導の時間にみんな進学とか就職とか当たり前のように決めているころ僕は陶器作りの職人になりたいと担任に言っていたのを今でも覚えているし今思えばなんでそうしなかったのだろうとも思う。みんなと同じ生き方は嫌だ、何か自分で表現したい!と思っていたわりにバンドをやる訳でも無く絵を描く訳でも無く田舎にはそういった先導者もいる訳ではなかったので悩んだ結果陶器作りになった訳だ。 考えてみれば芝居を作る過程は陶器作りに似ているぞ。まず構想が在り、そして素材を用意する。これはあるもので済ましたりこだわったりその時の場合によるわな。そしてコネる芝居で言えば本読みと言ったところか、いい感じになって来たら形を作る、これは立ち稽古か。そして形の原形が出来上がる、通し稽古だな。模様をつけたり、色を入れたり取っ手をつけたり工夫をする、舞台で言えば大道具小道具の美術制作そして照明音響を決める。最後に焼く、本番に入る。焼き過ぎて割れるまたは火が弱くて崩れる、本番で緊張するまたはハプニングスタッフの失敗。いろいろ経験していいものが出来る。いいものが出来たとしても買われるとは限らない。テレビや雑誌では壊れても替えが聞く量産品が重宝される。時たま注目するがこだわる事をしらないのですぐあきる手作りの扱いを知らない為量産品に戻る。ブランドの意味を理解していない。馬鹿丸出し。そのくせブランドを持ちたがる。日本では生まれる土壌も育つ土壌もないので外国モノが幅を利かす。さらにそんな日本でこだわる。やっぱりアングラになるわけだ。リンチブランドはわかる人が持てばいい、作る方も見る方も。とりあえずリンチ商店は今回で閉店。
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