Spilt Pieces
2003年03月10日(月)  異常
現代において、「異常」と分類される人々は求められているのかもしれない。
ほんの少しの異常も認めてくれない世の中であるからこそ。
遠くから眺めるのが好きな人たちに囲まれて、それはますます加速されていくかもしれない。


誰もがきっと、己のうちに狂気を隠し持っているだろうに、それを表出させたら途端に排除という世界。
だから、他者の中にそれを見つけると喜び、求めるのだろう。
それは、人の不幸を聞いて顔を曇らせながら、それでも聞いてしまうことと似ているのかもしれない。
悲しんでいる人に、救えもしない手を差し伸べたがる人たちと似ているのかもしれない。
カタルシスと性質の似ているそれは、私自身持っている。


人は残酷だと思う。
そしてそれ以上に、弱いと思う。
ぶつけられる感情は、時に優しさの仮面を被った醜さ。
だからこそ、負の部分を表出することのできる表現者たちを、心から尊敬する。
そして結局、理由はどうあれ、求めるものに変わりなく。
続いていくのは果たしてよいことか。
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