| Spilt Pieces |
| 2003年01月03日(金) 焦り |
| 辞書を引いた。 キーボードを叩くことの方が多い今日この頃、文字を書くことが面倒だと感じることがある。 図書館で本を探さなくても、簡単な調べ物くらいならインターネットで十分すぎるほど足りる。 使い慣れた辞書を引くという行為にまで、懐かしいと感じてしまったのはなぜだろう。 自分の手垢と、辞書独特の匂い。 手が、引きなれていないという様子でしどろもどろゆっくりと動く。 ふと、危惧を覚える。 きっと、矛盾しているのは、こういう思いをまたしてもキーボードで記しているということだろう。 少しずつ、何かが狂っているような。 少しずつ、何かを忘れているような。 |
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