Nothing's Carved In Stone/OGRE YOU ASSHOLE@代官山UNIT
2009年02月28日(土)
NCIS初ライブとやらに潜入。

出演は出順で以下
BlieAN
OGRE YOU ASSHOLE
Nothing's Carved In Stone


仕事をパスして開演時間少し後程度にフロアへ行くと、バー付近は相変わらずの人。
客の事は全く考慮に入っていない設計は相変わらずで、UNITでソールドアウトするようなイベントは客として本当に見づらい。
そして段差付近にたまる客も相変わらず。。

人に辟易しつつも、ふとみるとゆーいち(某EのB)がいたり。

柱の裏あたりまで人を掻き分け、落ち着く。


BlieAN。
グランジ風味とデジロック風味を使い分け、みたいな。
しかしデジロック感はMADの模倣にすらなれてないなー、といった感じで、興味は持てなかった。



BlieAN終わりでフロアの方へ。スペースありまくり。

お次はOGRE YOU ASSHOLE。

まず最初に思ったのが 照明が下手すぎる という点。
曲調にあっていない色合い。そして展開から遅れて切り替わる。それだけならまだしも曲のキメにすら合わせれていない。
キメと照明が半拍ズレるっていうのは、仮にもそれで金を得ているプロとしては致命的だろう。すぐに辞めたほうがいい。

音自体は悪くないハコなのかな、と思うけどPAは微妙。中域が薄い薄い。
オウガは個々人のサウンドが立ってこそ、のバンドなのに帯域を被せているのが分離しきれていないのか、ホワっと絞まりがないサウンド。
まあそれでもラスト2曲は素晴らしかった。ひとり乗り、やっぱ好き。

1.レール
2.アドバンテージ
3.かたっぽ
4.ピンホール?
5.コインランドリー
6.フラッグ
7.ドーナツ
8.ラムダ・ラムダ・ラムダ
9.ひとり乗り

オウガ、順調に育ってます、という感じ。



トリはNCIS。

いつもどおりのORANGEにいつもどおりのVHT。

頭2曲ほどはELLEGARDENの方向性を踏襲したイメージの楽曲。
こうやって別バンドで聴くと、ウブさんがELLEGARDENでどのような味付けをしてたのかというのが良くわかる。
ダイナミックな曲展開。エモでラウドな印象、とでも言おうか。
まあこういう曲をやれるっていう事は、細美が休止前に提示していたであろう楽曲はそれまでのELLEGARDENを踏襲したものではなかったのかも知れないな、と思ったり。

そして客がウワッと前の方に群がり暴れだす。…それはウソだろう?いくらなんでも。茶番も程々に。

まあその後の5拍子や6拍子の曲でいきなり大人しくなったので笑ってしまったが…
そりゃ8と16の区別もついてないような奴らじゃ5や6、その倍テンなんかは理解できないだろうなあ、という。


その後はテナー的サウンドやELLEGARDEN的サウンド。
まあリフ先っぽい曲もあったりはしたんだけど、総じて甘いなー、という印象。
Nothing's Curved In Stone(何も刻まれていない石)とまで銘打ったバンドにしてはあまりにも、そのまま過ぎる、というか。

刻まれてないのかもしれないけど、下書きバッチリ!みたいな。

今までの客なんて置いていくぜ!ってほどは勝負かけてない。
むしろ迎合すらしてるんじゃないかと思わせる。
いや、実際そういうサウンドが好きなんだろうけど…

ドラム・ギター・ベースは結構確立されているプレイヤーなのに、出てくるのがああいうの、というのは。。なんというか、残念。
総じて悪くはないんだけど、新機軸ではない。

途中あった、MySpaceの動画でもやってる曲なんかはプレイヤーの個性と5拍子・6拍子なりズム感が面白いんだけども。

なんだろうな…中途半端にポップネスを生み出してて、そのくせ突き抜けてない、というか。
元バンドのファンしかつかないんじゃないかな、と思う。

そしてGtVo。
ホリエとも細美とも違う個性ではあるけど、いかんせん…実力がまだまだ伴っていない印象。
まあ芽はあるのかもしれないが。
けど、オーラも無いし、MC軽いし、メロディーも突出して優れているわけでは無い。
まあその点ホリエやら細美のボーカリストとしての色気は対比してよくわかったわけだけども。

うーん。
まあ、ウブさん楽しそうだったからいいんだけど。


そして不躾なスタッフの対応に憤慨しつつ帰宅。