ELLEGARDEN@Zepp Tokyo
2005年09月11日(日)
とりあえず否定でも肯定でもないことだけは書いておく。

ELLEGARDENのRIOT ON THE GRILL TOURが終わって1日経った。
気分としてはそれ以上経ってしまったような気になっているけれど。
すでにあちこちにZeppでの細美の発言が取り上げられ、その感想合戦が繰り広げられている。
「この曲のあとのこういうMCで細美がこう言った。その言葉にすごく感動した」
といった類のものから逐一のMCを書き上げているものまで。
もちろん別に悪いとは思わないし、それはそいつの勝手で。
昨日見てきた映画の良いシーンを全て語りつくした後に一言「感動した」と言うようなものだからお手軽で簡単なのだろう。
果たして、そこに彼が発した言葉の真意が含まれているのかどうか、というのは疑問だが。
まぁそんなものは用は成さないのだろう。
俺のこの日記も似たようなものだし。


さて当日9月11日
この日はSTRAIGHTENERのツアーのチケット先行販売が(東京では)渋谷と恵比寿で会った。
DVD購入者を対象とした先行販売。11時からだったが寝坊してしまい、先行はあきらめる。
しょうがないのでkと渋谷にて買い物。
スーツを買おうかと思ったが良い(ほぼ安いと同義)のがないのであきらめる。
AppleStoreでipod nanoを見たり。
カニチャーハンの店で昼を食べ、マンガ喫茶で「あずみ」を読んで4時前まで寝た。
出るときは激しい雨が打ちつけていて、カバンに仕込んでいた折りたたみ傘の出番が来たのだった。
雨に濡れながら駅まで急ぎ、kと別れて埼京線にて東京テレポート駅へ向かう。
ものの20分ほどで到着して、Tシャツに着替え裏手の番号順の列へ並ぶ。
雨のせいもあってかあまり並んで居ない。
そういえば以前MADのライブへ来た時はみんな綺麗にならんでいたことを思い出した。
ほぼ定刻に列が動き出す。20分もせずに中へ入れた。
いつも思うがZeppの中のロッカーはあまり利用者がいない。そのロッカーに荷物をあずけ、トイレへ行ってからフロアへ向かった。
首にはタオル、ズボンの右ポケットには札入れ、左ポケットには水。これで十分だ。開演までひとり待つ。
開演の前に歓声があがる。何事かと思うと細美が前説で登場した。
口々に「かっこいい〜」と叫ぶクソがちらほら。死ねばいいと思う。
(俺には全然笑えなかったが)笑いがおきつつ注意事項が語られた。
主にこの3点
・怪我をしない、させない
・体力に自信がない奴は後ろで見る
・メガネ等は落とすな
こいつらはこんな注意をされることが恥ずかしかったりムカついたりしないのだろうか。しないんだろうな。
細美が去って行って「かっこよかった〜」とか言ってた女どもは死ねばいい。生理になって後ろに下がればいいのにと思えた奴は頭の回転が早い奴だろう。

サウンドチェックが終わり、しばらくしてメンバーが出てくる。
Supernova、モンスター。いつもならここで前説のようなMCを言うけども、舞台さんとなんやら話してそのまま次の曲へ。
How We Used To Be。今日はいろいろやってくれそうだなと思えた。
曲はすすむ。
「Weezerを初めてみたのがここだったんだ」
そういう細美は嬉しいようななんかわからないような表情をしていて。
MCを追え中盤に差し掛かり細美が歌いだしたのはSLIDING DOOR。
今日は追加公演がたて続いていたのもあってか喉の調子はそこまででもなかったようだった。
SLIDING DOORが終わりドラムのバスとスネアの音だけが続く。
まさかこの流れで聞けるとは・・・Middle Of Nowhere。
この日はRIOT ON THE GRILL TOURと言うよりはもうELLEGARDENのツアーになっていたように思う。
そしてMissingへと続く。うん、やっぱMissingはそういうところと地続きな曲なんだな。
どうでもいいことだけれどMiddleとMissingの曲間で「hot hot!!」と叫んでいた馬鹿には本当に殺意を覚えた。本当にどうでも良い事だけれど。
「そこにテレコムセンターってのがあるじゃん?俺はそこに勤めてて毎日Zeppを見ながら通っていたんだ」
「Weezerはちょうどその変」ゆういちの前あたりを指差しながら言う「その変で見てたんだよ」
この日のSET LISTの中で特に良いと感じたのは「虹」「Sliding Door」「Good Morning Kid」だった
「前に日記に書いた誰にも教えない夢ってのは」Zeppに立つ事だったんだと細美は言った。
「本当に昔っから夢みたいなことばっか言ってて、ウブにすら『なんでそんな理想ばっかり言うんですか』って言われたよ」
彼は本当につらかったことや本当に大切な事をいつもさらっと言う。簡単に。それは彼なりの照れ隠しなのかなんなのかはわからないけど。
「俺はそこ(ゆーいちの前あたり)でいつかZeppでやってやるって思ってから7年かかった。」
「お前らにもあるだろ?そういうの。別にバンドじゃなくても、歌を歌うことじゃなくても」
「お前らにとってのそのすばらしい景色は絶対どこかにあるから。」
俺には正直そんな景色なんてなくて、だからこそ眩しいのかなんなのかわからないけど申し訳なさで一杯になった
「そんなお前らの為の歌です」と言って始まったのはGood Morning Kid。この曲で、というかさっきあげた3曲ともでなぜか泣いてしまったわけだけれども。なんででしょうか。
その後は月をやり、「2日遅れだけれど」と前置きしてのNo.13をやり、ジターバグをやり。
本編はいつもどおりBBQ RIOT SONGで終える。

いつもどおり間を空けずにアンコールにこたえて出てきた細美は「夏もおわっちまったなぁー」とThe Autumn Songをやり
もっとゆっくりやって欲しいという俺の思いが通じたのか「ちょっと話していいかな」と話を始めた。
「昔プロになったら飲もうと思ってた酒があって」先輩からもらったというその酒は別に高いとかではない普通のお酒らしい
「はじめてCDだした時もなんか違うって思って、Bring出した時もなんか違うなーって思って、RIOT出した時もなんか違うなーって思って・・・で、何時飲もうかなぁって思って。」
「多分最後の死ぬ直前まで違うっておもうんだろうなーって。」
「もうほんとに死ぬ2週間ぐらい前までこの4人でライブとかやろうと思ってるから、そんでその2週間で楽しかったなーって思って4人でその酒を飲もうって思ってんだ。」
「そんときはお前ら酒つきあえよ」
その約束を最後にMake A Wishが始まり、そのままライブが終わった。
フロアにはWEEZERが流れ続けていてドリンクを人が我先に引き変えていて辟易しながらも三ツ矢と引き換えて飲み、ロッカー前で着替えて外へでる。

雨は止んでいてチケットをくれたTが待っているというのでそこまで行き、エルレの話はしてしまったら純度が下がる気がして答えもしないで放っておいて
ampmで少し食べ物を買って、ビレッジヴァンガードへ連れて行かれてゆりかもめとりんかい線なのでそのままわかれて家に帰った。

そういえば来週はまたエルレなんだった。