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| 2006年08月24日(木) 5日間の奇跡。 |
| 突然、「世界の山ちゃん」という名古屋発祥の手羽先屋の手羽先を食べたくなって、池袋からの帰り道、ちょっと寄っていこうということになったけれど、時計を見ると午後3時。開店まであと2時間ある。じゃあちょっとその辺ぶらぶらしようか。と、普段なら思うけれども、妻は身重の身。少し歩いただけで動機息切れ発汗多量という症状に襲われてしまうため、ゆっくりできるところで休みましょうと、ホテルに行っても腹がでかい妻とセックスするわけにはいかないので、マンガ喫茶に寄って妻は女性セブン、僕はキン肉マン�鏡い函�家では絶対読まないであろう本の数々をひたすら読み漁る。 さぁそろそろ開店時間なので出ようと、会計を済ませ、「世界の山ちゃん」に向かおうとすると妻ちょっとトイレ。じゃあ行ってきなさい僕はそこでタバコ吸って待ってるから。と言った10分後、携帯にトイレの中の妻からメール。「今、大物と闘っている。私、負けないから」 便秘。妊娠とは切っても切れないもの。巨大化した子宮が腸を圧迫させ排泄を困難にさせる。そういえば今日で5日出ないと妻は言っていた。妻は今、マンガ喫茶のトイレで5日分のウンコと格闘しているのである。そんなの家でしろよと思うけれど、便意なんて突然訪れるものだからしょうがない。とにかく負けないで帰ってきてほしい。高価な墓石を立てるより安くても生きてるほうが素晴らしいって全然関係ないフレーズを思い出しながら更に20分後。 「まだ残ってる。私には無理よ。生きた心地がしないわ」と、深刻な表情を浮かべて妻が戻ってきた。5日間の便秘のうち1日分しか出なかったと言い、まだ腸内に残っているような気がするけれど、私の力ではどうにもならない。「世界の山ちゃん」の手羽先も食べたいけれど、私がしなければならないことはたくさんある。絶対負けられない戦いが、そこにある。と、幾分混乱した様子。 それじゃあってんで、とりあえず「世界の山ちゃん」で幻の手羽先を2人分テイクアウトして、もっと落ち着いた場所でエレガントな環境でゴージャスに排泄すればスムーズに出るかもしれんね。と、看護師のくせに全く根拠のないことを言いながら、池袋メトロポリタンホテルに連れていき、さぁ思う存分排便行動にいそしみなさい。と、妻は尻をくねくねさせてトイレに消えて、僕はロビーで周囲のブルジョワジー感漂う様々な国籍の宿泊客に囲まれながら、豪華なソファーに座って妻がウンコ終わるのを待っている。外を見ると、いつの間にか暗くなっていた。 |
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