2005年11月03日(木)  一抹の不安と多大なる楽観。
 
大都市直下型の地震が来る来ると言われ続けて一向に来なくて、なんだ来ないじゃん。心配して損した。って思ってる頃にきっと大地震が起こると思うが、先日、職場の福祉士の女性と来たるべく直下型地震について話をしていて、彼女は地震対策としてまず「水のいらないシャンプー」を購入したと言った。
 
「シャ、シャンプー! シャンプーってそんなに優先度高いのかな」
「馬鹿ね主任さん。神戸の大震災の時のあればよかったランキングみたいなやつに水のいらないシャンプーはベスト3くらいに入ってたのよ」
 
そして彼女は、今年の夏、どこに行くにもバッグの中に水のいらないシャンプーを入れて外を歩いていたという。
 
「今年の夏はって、今は?」
「今はもう持ってない」
「どうして?」
「だって重いんだもーん」
 
と、可愛い声で言っていたが、備えあれば憂いなしと言うけれど、この地震に対する備えというのはなかなか難しい問題で、今年の夏頃はやたら地震が来る地震が来るとマスコミが騒いでいたが、最近はめっきり沈静化して、モー地震コネーンジャネーノみたいな雰囲気になっている。だから彼女も水のいらないシャンプーを部屋に置いたままにしているのであって、僕にいたっては、以前購入した手動の携帯充電器(ラジオ付き)のありかさえ忘れてしまう始末である。
 
世の中、結構そういった油断が多いような気がする。みんな「来るかもしれないけど、ねぇ?」みたいな、一抹の不安と、多大なる楽観を他人に委ねているような、そんなグダグダな空気が流れてるような気がする。そんな空気に包まれて、僕等はきっと死んでいく。
 

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