2005年05月13日(金)  素ノ自分。
 
別に機嫌が悪いって訳じゃないんだけど、僕には時々言葉遣いが悪くなる時があるらしく、いや、悪くなるんじゃなくて、言葉自体が冷たくなることがあるらしく、というのも、こうやって毎日ヘラヘラして調子いいことばっかり言ってるのは、全ての物事を楽観、軽視しているからで、別に俺には関係ねぇや早よ糞して寝よ。と、全てにおいて無関心な姿勢によってなされているのであるが、
 
相手の話を真剣に傾聴する時に限って、僕はそのヘラヘラや調子いい言葉が消え去り、素の自分に近い自分に近い自分が出現して、そういう時はもう考えついたことをいろいろ脚色、装飾せずにそのまま相手に伝えようとするので、相手はヘラヘラ状態の僕とのギャップに違和感を覚え、例えば彼女なんかは最初のうちは「ふぇ、ふぇ」なんて鼻をすすりながら聞いているけど、しまいには「ふぇーん!」と泣き出してしまう。
 
「ちょっと待って。何で泣いてるの。泣くのは電話切ってから泣けばいいじゃん。えとね、ちょっ、聞いてんの? もしもーし! 聞いてる? 泣いてばっかりで話できないんだったら電話切るよ。あ、聞いてんの。じゃあちゃんと返事してよ。だからね」
 
という具合に、僕の場合、素がとても冷たい人間だから、こんな会話をしていたら友達100人どころか村八分にもされかねない。よって、人とは常に愛想良く接することにしよう。と、結構幼い頃から考えていて、特に四六時中、愛想を振りまく必要がない人間、例えば親兄弟や付き合いの長い恋人には、楽なものだからつい素の自分が出てしまい、生半可、「言葉」というものを知っているだけに、周囲の戦慄は半端なものではなく、結局彼女は「泣いてないもん、泣いてないもん」と言いながら泣きっぱなしで、先程僕の方から電話を切ってしまって、さぁ弱気の僕が復活するよ。
 
布団に入って電気を消して、暗闇の中で天井見つめて、あぁ、あぁ、すげぇひどいこと言ってしまったかもしんね。あんなに泣いてたしね。すげぇ申し訳ない。すぐにでも謝りたい。でも、すぐに謝るのはカッコワルスギル。さっきはあれほどクールだったのに、なんだやっぱりいつもの彼氏じゃんって彼女が油断してしまい今後ナメられ続ける恐れもないわけではない。でもあんなに泣いててちょー可哀想だった。でも止まんねぇんだよな。ああいう状態になっちゃうと冷たい言葉が泉のように沸いてくる。悪いことしちゃったな。悪いことしちゃったな。あ、鍵を開ける音がする。彼女かな。合鍵持った彼女が来たのかな。ちゃんとゴメンて謝ろうかな。と、もう思考の後半くらいから夢を見ている始末。
 

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