2003年10月25日(土)  ブラックコーヒー3杯目。
 
精神科は他の診療科と違い、身体が元気な患者さんが多いので大運動会というイベントがある。今日は大運動会。去年はこの運動会の実行委員長をしていたのだが、今年は実習生という立場上、傍観者という立場。というわけにはいかず、運動会前日、明日早朝5時半に職場近くのファミレスに集合と新実行委員長からの命令。
 
早朝5時半。魂を布団の中に置いてきた僕は、死人のような表情でファミレスの不味いコーヒーを飲んでいた。早朝5時半と言ったのに同じテーブルには後輩2名。やはり表情は死んでいる。
 
「おい。実行委員長は」
「電話しても留守電なんです」
「もっかい電話」
「絶対出ないですよ」
「5時半にジョイフル集合って言ったのは誰だ」
「実行委員長です」
「僕は実習生なのに運動会の準備の為に早起きしてるというのに実行委員長はいつから寝坊するほど偉くなったんだ」
「そうっすよね。言い出しっぺなんすけどね」
「実行委員長といえども」
「先輩の後輩なんですもんね」
 
早朝6時半。肩を降ろしてファミレスに入ってくる実行委員長。僕たちは3杯目のブラックコーヒーと8本目の煙草を吸い終えていた。
 
「おいこら」
「すいません」
「何時だと思ってんだ」
「すいません」
「お前何様のつもりなんだ」
「すいますいません」
 
すいますいません?
 

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