なんだかんだと言っても、

今、娘は機嫌がいい。

なぜなら、懐が裕福だからだ。

衣食住足りて礼節を知るともいうが、

やはり、お年玉をがっぽがっぽと頂いたからだ。

もちろん、その分、親はお年玉を払っている。

ちなみに、娘は兄嫁から、お年玉とカシミアのマフラーをもらった。義兄のところは男の子が一人、うちは娘一人だから、気を遣ったに違いない。










そのお年玉の大半は貯金することになっている。

娘から預かって、私が郵便局に持って行くのだ。

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手元不如意の折、少し借りるかもしれない。










どこの家でもそうだろうけど、

子どもがたくさんお年玉を持っているということは、

親がそれだけお年玉を渡しているということ。

突き詰めて言えば、


親から子へお金が移動したようなもの。

だから、全額とは言わないが半額ぐらい、

親がもらっても良いのではないか。

ただでさえ、正月の前には、クリスマスもあって、

子どもはほくほく顔なんだし。





そんな話を夫にしたら、

夫は、

「兄貴が『仏壇をやるわ。』と言ってるぞ。」と言い出した。

仏壇のない我が家のためにわざわざ買って下さるそうな。

置く場所がないと言うと、

「リカちゃんハウスのような小さな仏壇らしい」と言う。

小さくても大きくても仏壇を頂いても、

うちには祭る位牌もいない。

すると、ご先祖の仏名を書いた掛け軸を祭ると言う。

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