a hermitage

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2011年09月11日(日) 神様のカルテ

昨日、チビタと一緒に『神様のカルテ』を観てきました。


元々は地域医療に貢献したくて医師への道を目指すことにしたチビタ。
だんだん、欲や、かっこよさ、都会や最新の設備への憧れから
地元を出て都会の有名大病院に勤めたいという気持ちが大きくなってきている。

その2つの選択で、揺れ動く日々。。。


ちょうどそんな時なので、考えるヒントにもなるかもしれないとも思い
観に行きました。




観た感想は。。。





現実離れしすぎている?

『博士の愛した数式』のような、日常のようで普通のことではない世界、
なんて言うか・・・
小説の中の世界だなぁ・・・と思った。


呼んでくれた最新鋭の大学病院と、
寝る間も無いほどの激務の地域医療の救急病院、

イチさんがどちらを選ぶか葛藤する・・・というストーリーではなくて、
「地域医療にはココロがあるよ〜〜〜」みたいな、
初めっから激務の病院を選ぶんだろうな、っつーか、
大学病院を悪く描きすぎだろ!
もう少し、大学病院が担っている役割とかも入れてほしかった。

大学病院 = 設備は良いが流れ作業で事務的
地域医療 = 患者さんとふれあい、心のケアも
みたいな感じで、
当直2人で70人の救急患者をさばく、
救急車が4台も来て並んでることもある、
そんな地域の救急病院が、患者さんの誕生日だからって、
職員勢ぞろいでお祝いなんて、本当にやってるの?



観終えて、私は、
「勤めるなら大病院の方にしなさいね、
 設備も人員も整ってて、自分の勤務時間の線がはっきりしてて
 ちゃんとお休みが貰える、
 役割分担もしっかりしていて、自分の専門のことだけをすればいい、
 医療や福祉を目指すって、そんなことで割り切るものじゃないのかもしれないけど、
 自分の体も大事だよ。」
と、チビタに言いました。

チビタは、
「オレはたぶん、イチさんと同じ選択をすると思う。
 困ってる人に寄り添いたい」
のようなことを言っていた。



さぁ、実際どちらをするようになるのか。。。

その前に、免許がなくちゃどうしようもないし、
そのためには、大学に受かってくれなきゃ話が始まらないんだけど。



最終的には開業医になりたいみたいだけど、
それって休みが少なそうだぞ?
と、早く気付かないかな?

大人になったら、行ってみたいところ、
やってみたいこと、いっぱいあるみたいなのに。
















伊織 |BBS