a hermitage
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私って かなり かなり かなり ひねくれてて ひがみっぽくて 被害者意識なんだと思う。
もうすぐ お盆。
日曜日 お墓掃除に行きたかったけれど 前日の 子ども会疲れや 連日の 酷暑の中の仕事の疲れで あの暑さの中 お墓掃除に出かける気力は 起こらなかった。
13日、 朝早くに行こうか、 と 考えていたら 昨日 母から メェルが。
「明日 お墓掃除に行きます。 お花は13日に もう一度行って供えます。」
と 言うものだった。
掃除は お任せするとして お参りは うちも13日に行くつもりだから 一緒に行こうよ♪ と 返信。
お寺は 母の家と うちの 中間くらい。 母は バス・列車を乗り継いで行く。
じゃぁ 駅で落ち合おうか? いや たまには うちにも遊びにおいでよ、 2分おきにバスはあるんだし、 ここのバス停は急行も止まるから すぐだよ、 うちにおいでよ、
母は 「そこまで行くなら お寺まで自分で行ったほうが手っ取り早いわ」 と。。。
「そりゃ そうだ!わはは・・」
と 言いながら 私は ずぅぅぅーーーー・・んと 落ち込んだ。
母は 兄の子のためなら 仕事休んでも 参観日や 運動会や バス乗り継いでも ちゃんと行ってた。
長姉の子からも 「遊びに来て!」 と 手紙が来れば 何時間もかかる距離 「待ってるのにかわいそう」 とか言って ちゃんと 訪問する。
どこも 両親、 向こうのジジ・ババそろってる。 兄弟もいる。 さびしく しょんぼりしてるわけじゃない。
うちの子が どういう境遇なのか 考えてくれてことはないのだろうか。
1年生で 突然 父親を亡くし、 ダンナの方のジジ・ババは 葬式っきり。
私が仕事をしているので 普通の日はもちろん、 夏休みも 一人でお留守番。
兄のとこの子は すぐ隣に お嫁さんのほうのジジ・ババ・おじ・おば・従兄弟たち・・ 自分の家感覚で行けて 相手をしてくれるとこがあるじゃないか。
一日くらいほっといて 「さびしいチビタを相手してやろう」 と 思ってくれてもいいじゃないか。
お寺の前に うちに寄ることを拒否され 3年前の 一人でダンナを探してたときが よみがえる。
あの時は 「私一人でできる! ひとに迷惑かけちゃいけない!」 そう思って それが当たり前だ と 一人でいたけれど
このごろ あの日を思い出すと 泣けてくる。
いくら 長姉や孫たちが 遠くから来ていたからといっても やっぱり かけつけてくれてもよかったんじゃないか、 と。 よちよち歩きの子達じゃない、 しかも 親も一緒に来てるのだ、 「言わないでくれ」と 私が言ったんだけど それでも ちょっとくらい 抜け出してくるくらい 簡単なことだったんじゃないか。
その程度なんだ、 私のことは。
あの子は 自分でなんとかするから・・
「しっかりした子」 なんて 褒めてるような言葉だけど ホントは 半分他人事だったんじゃないか。。。
私だって ホントは あんなこと 一人でしたくなかった。
警察の人たちだって 「奥さん一人ですかっ???」 「呼べる人はいないんですか???」 って 驚いてたよ。
せめてさ、 来られなくても 電話でも してきてくれてたら 今になって こんなに 孤独感を思い出すこともなかっただろうのに。。。
発見してもらって 引き上げ、 確認、
泣き崩れる間も、 とりすがる相手もなく、 レッカーの手配、 パトカーに連れられ 調書作成、 葬儀社の手配、
おかーーーさん、 あんたの娘が どんな気持ちだったか わかる?
警察で 調書を作りながら おまわりさんが 何度も 「誰か呼びなさい! 一人でなんて無理だ」 と言ってくださっても 「大丈夫です、 私とダンナの問題です、 誰にも迷惑かけられません」 って 毅然としてたけど
しつこく勧められて 「そろそろ 仕事が終わる頃だからいいかな」 と 次姉の職場へ電話して すぐ行くと言ってもらったときの あの安堵感。。。
お母さんは 「あの時私は チビタを見てたんだからね!」 と 言うけど。
確かに あの場にチビタがいたら どうにもできなくて 機動隊を出してもらうこともできず、 もしかして ダンナを 発見することもできなかったかもしれない。 だから それは 感謝してる。
けどさ
違うんだよ。
「一人で大丈夫だよ」 って 断っただろうけど けど 「すぐ行く」 って 言ってほしかった。 一分だけでも 来てほしかった。
今になって そう思ってたんだ って 気づいたんだよ。
あぁ、 話が それまくり。
今日 母に また メェルした。
「お墓参りは うちはうちで行きます、 お母さんはそこに家族があるのに 私たちが誘ったりして 申し訳ありませんでした。」
と。
ひねくれまくり。
お盆の提灯出してから 「あの日」のことばかり思い出して 泣けてくるんだ、
寝ても 覚めても 仕事してても。
ダンナ、 あんたも独りで逝ったけど 私も 独りだったんだよ
橙色の灯りに ココロの中で 話しかけてます。。。
今日 話しかけてた時 頭の中で思い出してたダンナは 逝ったときの服でした。
もう 帰ってきてんですか?
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