『ヘビゴンザレス(仮)の観察日記』

2002年05月10日(金) 『世界の神話 〜第一集〜コレクション』


最近、ヘビゴンザレス(仮)は『世界の神話(略)』に夢中だ。
私がコンビニに行くと言うと、これをおねだりして買って欲しがる。
そして、買って来てあげると、とても幸福そうな顔をする。

『世界の(略)』っていうのは、よくある"おまけ付きお菓子"のことだ。
これには、いかにも安上がりな味のアーモンドチョコと、
世界の神話に登場するキャラクターのフィギュアが入っている。
一見すると、"どっちがおまけ?(はたまた、どっちがメイン?)"ってことにもなりそうだけど、
名目上は、"お菓子メイン"ということになっているらしい。

ヘビゴンザレス(仮)は、このおまけが欲しいがために、これを私にねだる。
ねだっているときの表情は真剣そのもので、買ってあげると本当に嬉しそうだ。
値段がそんなに高くないというのもあって、ついつい買ってあげてしまう。

しかしいま、こんなことではいかんと思い直し、
今度からは心を鬼にして、ヘビゴン(略)に我慢を覚えさせる次第である。

……だって、私の部屋に訳の分からない人間やら馬やら、
はたまた人面馬やらその逆やらのフィギュアが増えて行く。
自分から欲しがって買った覚えのない私は、目新しいそれを視界のなかに入れては驚き、
ヘビゴ(略)が私のもとへ持って来てはまた驚き、
と、驚きを繰り返している。

こんなんじゃ寿命は縮む一方で、命がいくつあっても足りない。
すまん、ヘビゴンザレス。
苦しいだろうけど、私の世界長寿ギネス記録目標のために耐えておくれ。





それにしても、いくらリアルに出来ているっていったって、
実際のところ掌に収まってしまうくらいの大きさのフィギュアを、
視界に入れるたびにビックリしている女子大生って(略)。


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武者小路麗香 [MAIL] [HOMEPAGE]

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