『ヘビゴンザレス(仮)の観察日記』

2002年05月03日(金) 「あっ! UFOだ!」


温泉にいる私が電話を掛けると、「あっ! UFOだ!」とヘビゴンザレス(仮)。
使い古された引っ掛けだろうと判断し、騙されてあげると、言うが早いか
「ぶー! 違うよおだ! ヤキソバのほうだよおだ!」と人間の子供のように笑い出した。

私はそんなヘビゴンザレス(仮)がとても可愛くて、
そのことを彼氏に伝えると、冗談じゃない、とご機嫌ななめ。

「俺、いま、単位もらえるかどうかの瀬戸際でレポート書いてんだぜ?
 その横で集中力を拭うように、何回も何回も何回も何回も!
 同じ言動繰り返されて、やってられるか」

私の頭のなかには、"これでもか!"ってくらいに、鮮明な想像図が容易に映し出された。
あまりにも彼氏が不憫だったので、
ただちにヘビゴンザレス(仮)を電話口に呼んで躾けたものの、
温泉から帰って来たいま、彼氏のレポートを読んでみると、
その躾けが効果をなさなかったことは明らかだ。ごめんねごめんね。
ごめんね、すっごい謝るよ。ごめんなさいごめんなさい。ごめんなさい×100…って、これ古っ!
…じゃなくて、本当に、この通り! 本気で悪かったと思ってる。けど、ひとつだけ訊いていい?





……レポートが見るも無惨なことになっているのは、果たして、
一ヶ月いっぱいのギャルゲーによる自主休講は起因しないの?


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武者小路麗香 [MAIL] [HOMEPAGE]

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