遥かなる想い
DiaryINDEXpastwill


2002年06月26日(水) 忘れないうちに(笑)

今日は 即興詩を ノート代わりに書いてみます
推敲するかもしれませんが
また サイトに載せます。


「寄り道」

駅の改札を出ていつものように
帰り道を一日の疲れを癒しながら
ゆっくりと ゆっくりと
歩いていく

今日は 朝の行き道とは
ちょっと違う道を選んでみる

途中のコンビニに寄って
缶ビールを一本 
袋詰を遠慮して買ってから
片手に掴みながら歩いていく

朝の道からは少し遠回りだが 
この道だと途中に小っさな公園がある

公園のベンチに歩み寄りながら
心の扉を開くように 
タバコを吸ってみる
「すぅー」
「ふぅー」

懐かさのあまり
何度ぐらい腰掛けただろうと
なに気に思い浮かべながら
「すぅー」 
「ふぅー」

ひさしくベンチに腰掛けて
缶ビールをキューと開けて
ダイヤルすることなく
もう片方の手で
携帯を握りしめながら
飲みほしてみる

ダイヤルすることのない
携帯を眺めながら
飲みほしてみる

すると のど越しを通ったころには
「もしもし」と聞こえてくる
耳障りのいい声が

瞼の奥から聞こえてくる

「もしも〜し」 

「もしも〜し」 


江彰 透 |MAIL

My追加