羽の無い鳥(続き)

昨日の日記を読んでからこの日記を読んだほうがいいかもしれません。
それと微妙に知らない単語とか出てくるかもしれませんが気になったらコピーして検索で調べるとパソコンにちょっと詳しくなれるかもしれませんよ。
ついでに文章長いんで暇な時に読んだほうがいいですよ。

ひょんな事から情報科に通うことになった俺ですが・・・。
人数少ないね・・この科。
実際は電気科の情報技術だったんですね。
隣のクラスは電気科の電気なのでまた別物・・ということは情報技術ってこの30人しか居ないこのクラスだけか?
普通科は4,50人前後居るのですが俺のクラスは人気が無いのか定員割れしていたそうです。
俺の代で情報科は4期生だったこともあり歴史が浅くて認知度も低いのが原因でしょう。
居る人間もかなり変わっているというか・・・。
俺みたいに落ちこぼれで入ってきたやつ。
そもそも普通科だったのにあぶれてこっちに回されてきたやつ。
ヤンキー・・などなど・・およそ情報を志す・・には遠かった。
なので・・・

パソコンを全然いじったことはおろか・・・。

ワープロとの区別すらついてない人たちだったんですから予備知識ゼロ。
やる気は微妙。
なんせ何やる科なのか分からなかったんで。(すぐやる課じゃないんだから・)
いまいち実感が掴めてなかったんですね。
俺の周りだけかもしれませんが1999年の時は誰もパソコン持ってない。
持っててもインターネットに繋がってない。
昨日の日記でパソコン使ったことがないと書きましたが半分嘘です。
中学の頃やったことがありました。

今のように情報が必修とかになってないころなんでさわり程度もやりませんでしたね。
・・ただ、最初に触ったのがMS-DOSってあたりはかなりハードパンチでした。
GUI(Graphicaluserinterface)無し!フロッピーディスク(以下FD)のフォーマットのコマンドかよ!GUIにきちんと触れるのにはこの数年後になるのでした。
一太郎もまだversion4.3でした(おそらく)黒い画面に白い文字。
俺のパソコンのイメージはそんな感じでしたねぇ。
ゲームなんてやりたくてもできなくてキーボードもろくすっぽ打てませんからね。
楽しいというよりもテレビを直接触るような感覚でした。

高校になり、あの時よりすごいパソコン(俺は当時機械と呼んでいた)とか出てくるのかと想像。
(知識ゼロでしたが人づてに情報はパソコンやるんだぞと教えられた)
・・・ん〜・・ん?
カビ臭く、そこだけ時代が15,6年くらい前な感じのする教室。
そこにあったは昔見たMS-DOSであった。
進化してねぇ・・・というかむしろ後退している・・。
FDが中学のときのパソコンは3.5インチのだったのに高校のパソコンのFDは5インチ・・でかくなってるやん。
HDDがなくRAMだけで動いているというある意味貴重なマシンでした。
なので保存ができないので保存は全てFD・・うーむすごかった。
そんなんでも俺にとってはパソコンが使えるだけで感動だったんで機能なんてどうでもよかったんですけどね。
次の学年からはこのパソコンはさすがに古いというので処分されてしまった・・おしい。
たった数年前なのにずいぶん昔の事のようです。
パソコンを詳しく知るには多分MS-DOSから触ったほうがよかったのかと今思えばそんな気がします。
結果的にプラスになったのかは謎。
とりあえずGUIのありがたさは身にしみた。

しかし、パソコンが触れるだけで喜んでもいられなかった。
ワープロ検定とポケコン検定が待ち受けていたのだ。
この学校、この資格を持ってないと卒業させてもらえない。
特に後者は絶対に受かるまで受験させられ続けるという辛いものだった。
ポケコンの説明は省くがとにかくその試験に受からなければいけなかった。
パソコンのキーボードも打てねぇ俺がいきなりBASICなんてできんのかと・・。
まあ、俺はギリギリで合格しましたが中には卒業数日前の試験でやっと受かったやつも居ました。

そして、多分俺の人生の分かれ目になった要素のひとつであるワープロ検定。
この時やっと俺は初めてGUIのあるパソコンに触れることになる―

Windows95、MS-DOSから大進化です。(なんせ3.1飛ばしてますから)
これには感動した。
すげえ!絵をクリック(当時は押すと呼んでいた)するだけで動く!
コマンド打ちから考えれば火打ち石からライターの進化を見たくらい感動的です。
それにしてもパソコンが好きになるか嫌いになるかはここでほとんど決まるんじゃないですかね。
このキーボードがかなり曲者だと思います。
打てないと正直非常にもどかしい。
ここで挫折するとホームポジションが無くなって我流打ちになります。
ローマ打ちにしてもかな打ちにしても難易度はさほど変わりません。
俺の場合はローマ打ちでした・・辛かった・・。
馬鹿だということ忘れてました・・ローマ字が分からない。
正確には小文字をどう打ったらいいかが分からない。
なんか変なボタン押して壊れたのかとビビったり(これ初心者はよくやる)
(時限装置なんてついてないんだから気楽にボタン押すくらいの勢いがあったほうがいいんです)
俺が選んだのはワープロ3級、先生からの強制的なお達しでした。
ある程度打たせてその人にあった難易度の検定を受けさせるシステムだったらしいです。
3級といいましても10分間に300文字くらい打てればいいんです。
しかし・・俺は初心者・・それよりひとつ下の4級が受けたかった。
今なら300文字の3倍以上は余裕で打てるようになってますがあの時はまだ下を見ないで打つのが大変でした。

(以下300文字サンプル、コピーして練習にでも使ってくださいな)
「こんにちは、司といいます。
文字数が300文字というのはこのくらいの文字数になります。
人間が喋る速度ならこのくらいは簡単でしょうがキーボードで打つとなると初心者は大変です。
練習をすればさほど難しいものではないのでせっかく暇でインターネットをしているならワープロ検定に挑戦してみてはいかがでしょうか?
今の時代は資格がとても必要になっているようです、少しでも芸の肥やしになるならやってみる価値はありそうですね。10分間で300文字となると結構な文字数になりそうですが慣れれば本当に喋る速度と変わらないくらいに打つことが出来ます。早い人なら三ヶ月くらいで打てるようになります。みなさんもチャレンジしてみてね。」
(きっかりこの文章は300文字になります)

長そうですが意外に短いです。
でも、最初は本気で手書きの方が早いんじゃねえかと挫折しかけました。
しかし・・この資格は家でも練習しないと受からない。
学校だけで受かる人はそれなりに素養があるのでしょう。
俺は素養もなく・・ついでにローマ字も分からなかったので人よりハンデが多めでした。
これでは受からないのでバイトしてビブロ君を購入に踏み切ったのでした。
生まれてはじめての高い買い物でした・・。
俺はそれで猛練習しました、人より劣る俺は人の何倍もやらないと並になれなかったのでした。
打てないとこれでもかというくらいもどかしいキーボードですが打てるようになると文字通り喋るがのごとく打てるようになりました。
これはかなり感動と達成感が味わえます。
これでパソコンにのめりこんでいった訳です。
正直授業はさっぱり分かりませんでしたが実習だけは楽しみになったのです。

キーボードが打てるだけでパソコンが楽しくなったのでした。
ハマるまでにはそんなに時間はかかりませんでした。

2003年12月18日(木)

いんこのつぶやき / 司

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