ヒビノコト
DiaryINDEX|past|will
電気のヒューズがとんで、 電気量節約のため、電気ストーブ一つと小さなランプ一つ。 暗がりにオレンジ色の光り。 寒い寒いと愚痴りながら、小さくなってコソコソお喋り。 朝まで、他愛のない話し。 血液型、私は~型とあうねん。(私は~) チョコレ-ト何個もうたん?(これで2個になった) 安吾の『白痴』貸してぇ(嫌) なんでそんな顔して笑うん?(こんな顔やから) お酒なくなったねぇ(なくなったねぇ) もっと買ってくればよかったねぇ(よかったねぇ) あと、え~と、何を話したかさえ覚えてないくらい 他愛のない話したくさん。 覚えているのは、 その小さな空間は、平和な空気で満たされていたこと。 皆の気持が、負には向かってなかったこと。 ぼけぼけスローなリズム。
暗闇にオレンジ色の光りぽつん。 あたたかな光り見つめる時間。 誰もが記憶する柔らかな時間。
|