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脈々と受け継がれていく


まだまだ知りたいことが沢山ある
全く知らなかったことがある
死ぬまでにものにしたい
ものにできたら死ぬまでずっと楽しそうだ

今じゃ家ではBLUESばかりがかかっている
同じフレーズに聴こえてたのは遥か昔
全部違う、個性がある
人間の体はみんな同じ人間の形してるのに
誰一人同じ人がいないのと同じように
BLUESは、そのアーティスト、その音、そのまんま
がある
それが聴いていてビシバシ俺の体に響いてくる
嘘のない音
余計な化粧がない音
上から塗られていない、塗りつぶされていない
生まれたまんま感じたまんまの色、音がある
ピッカピカのセンスがある

聴いているうちにギター弾きたくなる
ギター弾いているうちに詩を書きたくなる
詩を書いているうちにギター弾きたくなる
同じように弾けず、またCDを聴きなおす
ギターを弾く
詩を書く
何も完成されず体に何かが溜まっていく
ほこりかゴミかかっこいいセンスのかけらか
いつか実を結ぶのだろうか
果たしていつの日か実を結んでくれるのだろうか

俺が好きな音楽は
BLUESから始まっていた
難しい言葉もあまり多くは知らない黒人達が奴隷解放後
同じ言葉を何度も繰り返しながらその日の仕事のことや
身の回りに起きたことを、わずかな安らぎの中で、つぶやくように歌っていたのが
次第に形になっていき、アメリカで生まれた BLUESを
一部のイギリスのBLUESマニア達がエレキギターでバンド組んで演奏したところから
はじまったんだ。

戦前のBLUESを聴いているとすごくよくわかる。
ここからはじまっているんだということが。

一部のBLUESマニアの
イギリス人達(ミックやキースやブライアンやジョンやポールやクラプトンや、、、)が
夢中になってかじりつき
ROCKがうまれた。
不可能を可能にした
科学反応を起こした
奇跡が生まれた。

Rockはアメリカにもすぐに広まった。
今、DOORSを聴いている。
最高だ。

遠い昔、ブルースの巨人達が作った音楽の精神が
脈々と受け継がれ進化していく
自由な発想とともに
思うがままに進化していく
爆発していく
その計り知れない人間の生み出す音楽の可能性と
先人達の生み出した音に触れると
涙が出そうになる



2017年08月13日(日)

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