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ザ・ローリングストーンズのおかげ


マディ・ウォーターズ
《ベスト・オブ・マディ・ウォーターズ》

B・B・キング
《ライヴ・アット・ザ・リーガル》

バディ・ガイ
《アイ・ワズ・ウォーキング・スルー・ザ・ウッズ》

ジミー・ロジャース
《シカゴ・バウンド》

リトル・ウォルター
《ベスト.オブ.リトル・ウォルター》

チャック・ベリー
《berry's on top》

エルモア・ジェイムス
《ブルースの巨人2》

ジョン・リー・フッカー
《ブルースの巨人15》

ジェイムズ・コットン
《100%コットン》

出会っちゃいました。ストーンズの新譜、BLUESのカバーアルバムが
出るってことで楽しみにしていた日

買う前に試聴したら、僕の中で最悪でした。
ストーンズの音でもなんでもなく
腕の達者なBLUES好きのおっちゃん達が、自分たちの好きな曲を
1,2,3でせ〜のって録音して、1発目か2発目でうまくいった感触で
集めた曲達をアルバムにしただけの、
ストーンズのあの練られた独特のノリも僕には感じられない
期待していた分、かなりがっかりで、次のオリジナルアルバムに期待で
新譜は買わず、
そのがっかりの衝動のままBLUESコーナーに行って
9枚のアルバムを買いました。

早速、家に帰り、ヘッドフォンのボリュームを上げて
聴いたマディ・ウォーターズの「I Can't Be Satisfied」

僕の体にすーっと入ってきました。
それから買ったCDのすべての音の虜になって
今に至ります。

BLUESは前から、かっこつけて聴いていましたが
どれも同じに聴こえていた自分がいました。
今は全部、違う曲に聴こえます。
B・Bキングなんて名曲がありまくりです。

自分なりにいろんな音楽を聴いてきて
40歳を過ぎ、ストーンズの再評価を経て
今、自分は当分BLUESから抜け出せなくなってしまったようです。

BLUESはとても楽しくて
陽気で、つらくて、かっこよくて
思わず踊りだしたくなるようなリズムがあります。

20代、30代じゃ気付かなかった奥深いものが
この単純な編成の音にすべてあるような気がして
一音一句が凄いのです。

自分の音楽人生が今、ここから始まった気さえする
今日この頃です。



2016年12月16日(金)

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