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朝起きてから 2時間かけて2リットルの下剤を飲むところこら始まった。 飲みはじめて1時間経った頃からトイレに行きっぱなしになった。
笑っちゃうくらい トイレを出たと思ったら またトイレに行く を繰り返した。 午前中の間でトイレに10回行った。
腹はペコペコ おまけに出る物は出尽くして ある意味すっきりした状態 しかし憔悴した状態で家を出て 病院に向かった。
嫌だな〜。痛いんだろうな〜。 内視鏡。 となり駅の国分寺で降りて南口を歩く。 いい天気。 大腸内視鏡検査を受けるクリニックの前に到着。 覚悟を決める。 よし行こう!
受付をすませ検査着に着替えたら すぐに呼ばれた。 すぐベッドに横になった。 うわ〜始まる〜。
看護婦さんはとても優しかった。 「内視鏡って痛いですか」って聞くと 「大丈夫ですよ〜」と笑って優しく言ってくれた。 「だいたい何分くらいですか?」 「15分くらいですよ〜」また優しく言ってくれた。 「そんなかかるんですか〜」って聞くと 「大丈夫ですよ〜」とまた笑って優しく言ってくれた。 完全にその看護婦さんに甘えん坊になった。 看護婦さんが点滴を刺してくれた。 「鎮静剤を入れますからね〜」優しい声だった。 完全にリラックスし始めたオレがいた。 「もう好きにしていいよ〜」と気持ちを解放した気分になった。 そうこうしているうちに先生が入ってきた。 「宜しくお願いします」ベッドに横になりながら挨拶をした。 先生はちょっと気難しそうなおじさんだった。 先日、事前検査と問診に来た時も気難しいそうな人だなと 思った。痛かったら嫌だな〜と思った。
「じゃ、内視鏡入れますね〜」 いよいよだ〜。 目の前の画面から 自分の腸の中に内視鏡が入っていくのが見える。
お〜全然いたくな〜い!うれし〜!むしろ気持ちいい〜!
時々、「うっ!」ってなったけど すぐそばに優しい看護婦さんもいてくれて なんだか平気だった。
内視鏡で調べているうちに 一つポリープが見つかった。
先生が「ポリープがありますね〜」優しい声だった。 「あ、ホントですか。取っちゃってください」言った。 「ちょっとチクッとするかもしれないけどすぐすむからね」 先生も優しい声だった。
画面から、そのポリープに向かって カッターが伸びて行くのが見えた。 「おいマジかよ〜」と思いながらも一瞬にして ポリープが切り取られカッターは引っ込み、 痛みは全く感じなかった。 もしやこの先生、メチャクチャうまくネ〜と思った。
それにしてもそっか〜。ポリープがあったか・・。 ポリープが陽性か陰性かはこれから検査に出す為 2週間ぐらい経たないと結果が出ないらしく、 すぐにはわからないらしいが、 いずれにせよ早期発見で100%切除出来たということで 安心して良いですよと言われた。
内視鏡が抜き取られ、検査が終わりベッドから立ち上がろうとした時 鎮静剤の影響からかふらついて、看護婦さんに肩を抱えられながら 「お疲れさまでした。ここのベッドで30分程ゆっくりして行ってくださいね」と 優しく言われ、ベッドのある休憩室まで抱えられながら連れられ そこで横になった。
そこは窓から外が見えた。 いい天気。 何はともあれ良かったと、一息ついた。 多少大袈裟かもわからないが、横になりながら オレ 死にたくないなと思った。 生きたいなと思った。
まだまだこれから、楽しいことが沢山待っている。 いい曲沢山、創りたいし、LIVEしたい、子供の成長見届けたいし 自分の事、変えたいし、
気がつけば12月。 おそらく年末に向け物凄く「つらい」1ヶ月になるだろう。 何がなんだかわからないぐらいの忙殺の日々となるだろう。 発狂したくなるときがあるだろう。 何のため誰の為、関係なく、間に挟まれ振り回され、 叱られ、怒鳴られ、馬鹿にされ、笑われ、 全てオレが悪いんだと自分を責めて責めて この忙殺の中でどうやって行けばいいのかなんて さっぱりわからない。 全部が急ぎの案件で、こっちをやっていたら あっちが遅れる、急いであっちに取りかかると そっちからお呼びがかかる。重大なミスが発覚する。 そんな負のスパイラルのまっただ中にいるけれど 大腸の件はポリープを切除したことで ずっと抱えていた負の要素が一つ消えたと思って、 これを期に少しでもいい波が来ると良いなと思う。
本来であれば、波を良くするも悪くするも 自分次第なのだろうけど、ちょっと疲れちゃって・・。 なんかちょっと疲れちゃって・・・。 でも、あと1ヶ月。 飲食業で働いていた時に比べりゃ、体力的にはまだマシだ。 精神的にはキツいことがあるだろうけど 友達のことや家族のことや大好きな人達のことを 思い浮かべると、こんなところでへこたれてたまるかと思う。 帰れるから。大事な大事な「嵐からの隠れ家」に。 だから外に出た時は、無様でも良い、頑張って生き抜こうと思う。 うまくしゃべれなかったり、話を聞いてもらえなかったり、 言い訳している自分がいたり、何を言ってるんだか自分でもわからなかったり メチャクチャだけど、逃げないで生き抜こうと思う。
本当は「生き抜く」ではなく「生きる」に変えたいけど・・。 どれだけ今日という日を生きているか。
「生きている」と実感する毎日が送れたら最高だと思う。 そうなりたいと思う。
それにしても ポリープを切除した為、あと1週間は禁酒なのが悲しすぎる。
それにしても 今日の大腸内視鏡検査を終えて病院のベッドで少し 横になって、天気のいい窓の外を見た時、なんだかここも 「嵐からの隠れ家」のような気がしたのは不思議だった。
それにしても 家に帰っても、ずっと鎮静剤の影響で 頭がボ〜ッとしてて、多少クラクラしていたのだが それがまた、少し心地良い感じで 漂っているような、泳いでいるようなそんな日だった。
そろそろ寝よう。 明日は早起きしよう。
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