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高円寺ALONE夏祭りLIVE


街は
阿波踊りの前夜祭で活気に満ちていた。
駅前の噴水場に特設ステージが設置され、
そこで阿波踊りが繰り広げられていた。

明日、あさっては高円寺の街から街へ
阿波踊りの行列が通るのだと思うと
自然と心がおどるよ。

駅について、活気に満ちた街の雰囲気を感じ

今日、高円寺ALONEが「夏祭りLIVE」を開催する
意志を肌で感じた。

何を感じたのかは自分でもわからんのだが
確かに何かを感じ、これが自然と今日のLIVEに
現れてくれる事を念じ、高円寺ALONEに向かう。

祭り
生きているのを感じる、活力、活気、情熱
真の迫力、生きているからこそのダンス。
阿波踊りの手の動き、足の運び、
どこか哀しげで、だがどっしり構え、ジワジワと
そして軽快にダンスダンスダンス
そう、生きるとはダンスなのだと言わんばかしの
港の開いた踊り。

そこには「喜び」がある。「生命力」がる。

祭りって良いなぁって思った。


高円寺ALONE夏祭りLIVE
5組の出演で、ひと組3曲唄うことになっていたのだが
何を唄うかは直前まで決まらなかった。

唄いたい曲は沢山ある。
だが、ただの唄の発表会などだれがやるか。
今日この瞬間に感じた事
その熱を気持ちの昂りを
素直に真っすぐに3曲に凝縮させたい。

そう思った。

仕事が終ってすっとんで行ったが
リハーサルには間に合わなかったが
気持ちの準備は万全だった。

1、僕のジェット機 2、カラカラの気分 3、白い雲

自分の中で3曲決まった。
今日、ぶっつけ本番で唄うぞ。

自分の気持ちを裏切るんじゃないぞぉお。
逃げるなよぉおお。
恐れるなよぉおお。

いざ本番。



自分の前に出演していた
ka-pannさん、真帆さん、音璃さん
皆、それぞれの世界を放っていた。
涼しげな夏。波打ち際で遊ぶ笑い声。ほんの少しのせつなさ。
ちょっとダークな湿度の夜。水色に反射した光が一つ。
優しく包容。公園の陽射しに包まれた朝。少女は歩く。奇麗な心で。


オレも唄った。
3曲は「あっ」という間だった。
沢山汗かいた。
1曲目に入る前、少し喋った
「女の子に挟まれた、今日の出演順で精神的に阿波踊りしてます」
2曲目に入る前に「精神的に阿波踊りしようぜ!」って言った。
3曲目に入る前に間を持った。「3曲っていいですね!」って言った。
どこかで、凄くリラックスして楽しんでいる自分が居た。
LIVEが出来て本当に良かったと思った。
誰とも何の約束はしていないのだが、約束を果たせたような気分になった。


そして、トリの古賀千春さんにバトンタッチした。
「月夜の晩にボタンがひとつ・・」
これは中原中也の詩「月夜の浜辺」の冒頭の一節だが
彼女の唄世界には抽象的で申し訳ないが、あの詩の世界を感じる。
どうしようもなく独りを保って、透明で
一生懸命に純粋で、散歩道で、どこか泣いていて、でもそれは
哀しいからではなく、愛しさからくるもので
時に優しく唄う。時に鬼となり唄う。
感謝しかない喜びの顔をうかべ、感情に溶けて唄う。ピアノを奏で
青の世界へと会場を導いた。



高円寺ALONE「夏祭りLIVE」終了後
高円寺ALONE内での打ち上げでの
お酒がとってもおいしかった。

打ち上げが盛り上がって来て、風鈴もたのしげになびいている頃
自然な流れとマスター井上さんの計らいで、
会場に居た、鈴木純子さん、れいやさんも、2曲づつ唄い
お客さんも含め、皆、「夏祭りLIVE」の会場を
楽しんでいるようだった。

もう一度、今日の出演者も唄を唄ったのは
とても自然な流れで、オレはなぜか
ここは即興で唄わなければいかんやろと自分に言い聞かせ
自分の番が回って来たとき、即興でやった。

その唄、録音しておけばよかったなぁあ。
「ザリガニの唄」(勝手に命名)

「祭り、いのちの祭り」から始まってたかと思う。
唄っている途中から「小川のせせらぎ」が出て来て
「う〜夏」が出て来て「ザリガニ」がでてきて
「ザリガニがほらピースサインしてる」になって
「ピース!」ってなって
「うまく喋れないけど、言葉なんて必要ないのさ」になって
「YEAH!とかWAO!で通じるぜ」ってなって
「YEAH!」「WAO!」とかを3拍子で連呼して唄ってたと思う。
オレが「YEAH!」っていうと会場が「YEAH!」ってなって
「ピース!」っていうと会場が「ピース!」ってなって
お客さんとLIVEでこんなやり取りしたの初めてだったけど
なんか楽しかったぞ!


終った後、笑い転げている鈴木純子さんに
今までで一番良かったと言われた。
オレも、そう思う。っておい!違うでしょ(笑)

緊張したけど、即興は楽しいなぁあああ。
今、やれと言われても出来ないけど
その場の雰囲気が心を踊らせる。

この前の高円寺ALONEの企画
「何が起こるかわからNIGHT」の時もそうだったのだが
即興LIVEが終った後、

この上ない安堵感に包まれるのか
日本酒を水のように飲んでしまうのである。

ガブガブ飲んでしまうのである。

コップに入っているのが嫌なのである。
一刻も早く飲み干したいのである。
それでも、飲み足りないのでまた飲むのである。
そしてまた、コップに入っているのが嫌なので
一気に飲み干してしまうのである。
即興LIVEが終った後はチビチビといけないのである。


そして、お酒に飲まれたオレは
また、潰れ、


銀河鉄道の夜へと消えていくのであった。


オレの夏もまんざらでもなかったようだ。

もうじき、暑かった夏が終る。



夏、ありがとう。




2005年08月26日(金)

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