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さよなら


花村萬月 著

「風転」集英社文庫

約1か月の俺の旅も昨日終わった。



夢中で読んだよ。

家を出てから駅までの道
電車の中、昼休み、帰り道
家まで
玄関の
前まで
・・・・

いい旅をした。

外は
楽しくない。

今は中に中に中に入っているんだ。

一緒に旅をし、語り合い、

手をつないだ。

その友達とも

お別れをしなければいけない日が来た。

寂しいけど、

つらいけど、

さよなら・・・・ありがとう。

でも

俺は外に出たくない。

今日からは

花村萬月のデビュー作

「ゴット・ブレイス物語」

の中に入って行く。



出来る事なら

一歩も外に

出たくないんだ。

でも

そうもいってられないから

靴音響かせ行くけどよ

外の方がよっぽど、どん詰まりで

中の方が果てしなく広がっているようで

外にいると息切れがして

苦しくて

まるで

何かに取り付かれているように

酸素を求めるように

今日、本屋に駆け込んで

「ゴッド・ブレイス物語」を買って

やっと苦しさから解放された。

別に悲観的になっているわけじゃ

ないんだけど

本当に外に出てると息切れがするんだ。

全部自分に跳ね返ってきて

自分を守る殻も無く

固まるしかない俺のままで。

かすんでる。

でも



自分の事

大好きだから

何一つあきらめていないし

何一つどうでもいい事などない。

約1か月の

「風転」



旅が終わって

少し感傷に浸ってるってとこか。

劇的に

さよなら・・・・ありがとう。











2004年05月20日(木)

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