「お前の家はどこだ〜」俺の足がもうちょっと速ければお前の事を捕まえていや顔を両手でつかんで聞く事が出来たのに。人ゴミを蹴散らして朝のラッシュの交差点で車のクラクション鳴りっぱなしでパニックになって悲壮感ただよった完全に迷子の柴犬を見た。あたりかまわずコンクリートの匂いをかいで必死にママを捜してた。車になんかひかれずにちゃんと帰れただろうか。ママの胸に飛び込んでほっぺたすりすりしてあふれんばかりにシッポを振って両腕で抱きしめられただろうか。心配だ。