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同窓会


俺は2年前まで、ある外食店の店長をやっていた。
そん時、店の中心メンバーとして
一生懸命、働いてくれてたアルバイトの子達のうち2人が
この3月で大学を卒業するってこともあり、
一足先に社会人になっている森が
みんなに声をかけ(相変わらず心の優しい奴だ)
都合によって会えなかった子達もいたが
計6人(当時の最強メンバー。)
ひっさしぶりに再会した。

楽しかった。

涙が出るほど、楽しかった。

「今、こうしてあの時のメンバーがここにいる」ってことが

何よりも、何よりも、うれしかった。

だが、これから社会に出る子達に対して
昨日も、そして2年前一緒に働いている時も
俺は何にもしてやれる事が出来なかった。

そんな、寂しさ、申し訳なさも少なからず感じながら

ただただ、昨日の場にあの時の
むっちゃくっちゃ店が忙しい時も
乗り越えて頑張ってくれたメンバーがいるってことに
幸せを感じた。

これから先は、まだわからんが
俗に言う「働く」ってことに対し
自分が望む望まないは別として
俺自身一番、一生懸命やっていた時期に
一緒に店を盛り上げていったメンバー。

出来る事なら、ずっと付き合っていきたい。
気にかけていきたい。
社会に出て何か壁にぶち当たった時は
少しでも力になってあげる事が出来たらとも
店長なんて記号を引っさげたばっかりに
当時もそして今でも思う時がある。
(全く思い上がりもいいとこだ。)

だが、俺は2年前、彼等を残して店を辞めた奴だ。

腰を痛め、重いものが持てなくなり、
ひどい時は痛みで朝起きる事が出来ない状態になり
それまでは、休みという休みが丸2年無かったと言っても過言じゃ無い
生活をしてた中で、始めて2週間休みをもらった。

そん時「この仕事、辞める」と決意した。

その本心は腰を痛めたのが
きっかけではあったが
休みをもらって冷静に考えたら

音楽出来ない環境にどっぷり身を置いていた事に気付いて
辞めた奴だ。

肝心なところで、俺は彼等の心をつかんでいない。

昨日は約2時間ちょっとの再会だったけど
もっともっと、2年前に同じ時間を共に共有出来たら
もっともっと、今、会っているこの時を大切に出来たら・・・

だが、ひっさしぶりの再会で照れる事しか出来なかった奴だ。

かなり情けね〜奴だ。
こんな俺だが、当時は苦しかった思い出しか無いが
彼等は確実に俺の心の柔らかい部分をいつだって、
気持ち良く揉んでくれる。

もっともっと、もっともっと
心と心で接すれば良かった。

昨日は
滅茶苦茶に楽しかった、反面、
そんな後悔に
包まれた帰り道だった。

今日も昨日の楽しかった感触が生きている。

せめて、この感触はずっと、大切にしようと思う。

彼等に対する、せめてもの恩返しとして。

また、いつか、会いたい。






2004年03月17日(水)

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